凡人には分からぬママ同士の格付け。年収3,000万以上の夫を持つハイエンド妻たちの事情

凡人には分からぬママ同士の格付け。年収3,000万以上の夫を持つハイエンド妻たちの事情

—上には上がいる。

それが、この東京という街の永遠に変わらない現実だ。

高価なバッグに高級外車など、同じものを持っていても、それを手にする過程には大きな違いがある。

やっとのことで手に入れた念願のものなのか、それとも数万円のものを買うかのごとくポンポンと手にしたものか。

前者と後者は似て非なるもので、そこには明確なコミュニティーの違いがある。

後者は、世帯年収3,000万以上なんて当たり前。東京の中でも頭一つ抜きん出て資産を保有する“ハイエンド・ゾーン”。

この連載では、“ハイエンド・ゾーン”にいる女たちの生態をお届けしよう。

前回は、育ちのコンプレックスに悩む玲子を紹介した。



【今週のハイエンド妻】

名前:紗理奈
年齢:36歳
夫の職業:不動産関連会社経営
夫の年収:年収5,000万
結婚前の職業:外資系広告代理店
出身校:慶應義塾大学


今回待ち合わせ場所に指定されたのは、別名“インターママ達のメッカ”とも呼ばれている『東京アメリカンクラブ』だった。

「ごめんなさいね、今ちょうど娘のプールの時間で。ここで良ければお話させていただきます」

そう言いながら颯爽と現れた紗理奈は、身長165cm以上あるだろうか。高身長でスラッとしており、その存在感に思わず目を見張ってしまう。

肌ざわりの良さそうなベージュのサマーニットに、麻素材のタック入り白パンツ。そして手元にはカルティエのダイヤ入りLOVEブレスにバーキン30。茶系の小物類と日焼けした肌が非常にマッチしていて美しい。

「オシャレをすることが、昔から好きなんです」

サバサバと話す紗理奈の娘は、現在6歳でインターナショナルスクールに通っている。

既に只者ならぬオーラを発している紗理奈だが、どうやって今の華やかな生活を手に入れたのか、じっくり話を聞かせてもらおう。


これぞ東京のハイソサエティ!驚愕のママライフとは?

結局、夫婦とは似た者同士


「元々、夫の凌二とは学生時代からの知り合いだったんです」

紗理奈は、両親の仕事の都合で小学校2年生から海外へ。中学校までをアメリカのオハイオ州とイギリスのロンドン郊外で過ごした後、帰国。高校から帰国子女枠でSFCに入学し、大学卒業後はその語学力を活かして外資系広告代理店へ就職…と、思わずため息が出る華麗な経歴だ。

同じような環境で育った人が多く集まる学校であったこともあり、伸び伸びと過ごしてきた紗理奈だが、学生時代にある運命的な出会いをする。

それが、今の夫・凌二だった。

「最初は、ただの仲間内の一人だったんです。でも彼も父親の仕事の関係でスイスに住んでいたこともあり、幼いころから海外育ちという点が共通していたので最初から妙に気が合って。正式に交際を始めたのは、大学3年生の時からです。それ以来、学生時代からの腐れ縁で、今に至ります」

と言っても実は、何度も付き合ったり別れたりを繰り返していたようで、結婚するまでの約7年間、なんと別れた回数は8回に及ぶという。

「良いところのお坊ちゃんだとは知っていました。そういう人に限って、私のように学生時代からの彼女と結婚する確率が高いですよね。周りも、学生時代の知り合いや、その周囲の人と結婚している人が多いですよ。自身と似ている環境の人を選んだ方が安心感もあるためでしょうか」

良い夫を捕まえたいならば、学生時代のうちから早めに手綱を握っておくのが良いようだ。



そんな紗理奈の夫は、一体何をしているのだろうか。

「曾祖父の代から続く、不動産業です。とは言っても現在は仕事の幅を広げて不動産業以外にもサービス業や飲食業など幅広くやっているみたいですが」

多岐に渡るビジネスを展開し、泣く子も黙る高収入の夫・凌二。

そんな完璧な夫婦は、一人娘を含めた家族3人で広尾の高級低層マンションで暮らしており、平日は、娘を見送った後にネイルやエステへ行ったり、インターのママ達とランチを楽しんでいる。

「インターのママ同士って、仲が悪そうに思われるかもしれませんが、結構仲良しなんですよ。みんな帰国子女や留学組だったり似たような環境にいることもあって、日系の私学みたいにお互いを監視したり、厳しいルールがあるわけでもないですし。

同年代のママ達と集う会もあるのですが、そうなるとインターママは一目瞭然。カジュアルで素朴系か、THE・帰国子女系が多いですね。また派手な人はとことん派手。でも、誰も何も咎めない。一方の日系私学ママ達は、みんな同じように見えてしまうんですよね・・・」

紗理奈曰く、“個性がない”ように見えるそうだ。

インターママ達が求める教育レベル及び教育方針は、日系私学ママ達と感覚が違う。従って、日系私学のお受験に躍起になっているママ達を“そんなに躍起になって大変ね”というやや冷めた目で見ているという。

当然の如く、インターには様々な人種の子供達が集う。それだけでなく、シングルマザーや再婚組も多々いるという。また芸能人の子供が多いことでも有名だが、実は老舗のインターだと芸能活動を禁止されているところも多いという。

とは言え、皆干渉しないから非常に楽だそうだ。

「日系私学とは、ママ同士の干渉度合いが大違いだと思います。金銭的余裕があるならば、インターに入れた方が、教育面でも子供のためにもなり、何より母親にとっても母親同士の付き合いが気楽という意味でも良いと思いますけどね」

カラッと笑う紗理奈を見ていると、確かに楽しそうだ。

しかしインターママの間にも、ハイエンドな妻たちのコミュニティーならではの、格付けは存在していた。


格付けし合うママたち。ハイエンドな妻たちの集いとは

英語が話せるなんて、当たり前


「これを言ったらダメなのかもしれませんが」

そう前置きをしてから、紗理奈はインターママ達の意外な一面を話し始めてくれた。

「周囲に似た者同士が集まっているとはいえ、ママ友の中でもグループって自然にできるじゃないですか。子供をインターに入れてるからといって、母親が全員英語を話せるというわけでもないですから。そんな中で、英語が話せる帰国子女系の元々お嬢様だったハイエンド妻たちは、英語を話せない母親には、目に見えない境界線を引いている気がします」

英語が話せるか、話せないかでそのママの育ちや、どんな教育を受けてきたのかを無言で推し量っているというのだ。

帰国子女や留学組の彼女たちからすると、“どうして語学を勉強しようと思わなかったのか、不思議でたまらない”という。どんなにお金があろうと、どんなに権力があろうと、関係ない。語学力が、彼女達の中では大きな評価基準の一つになっている。

「娘は将来的に、海外の大学へ進学させる予定です。寂しくないのかって?そりゃ寂しいですけど、それが当たり前なので」


「女」を忘れないハイエンド妻


紗理奈たち夫婦は、結婚して約9年経つが夫婦仲はいたって良好だという。その秘訣は何なのだろうか。

「“女”を忘れていないからですかね。ピンヒールも履くし常に綺麗にしているように心がけています。お互い海外育ちなので、欧米の夫婦のように、夫婦であっても男女であるということを忘れないようにしたいという思いが強いんです」

そう話す紗理奈は自信に満ち溢れており、こちらまで圧倒される。

「上手にシッターさんを利用して、一ヶ月に数回はデートに行くようにしている夫婦はインターに通っている親御さんに多いですね。金銭的にも精神的にも余裕があるからこそできることだと思いますけれど。子供は可愛くて仕方ないけれど、夫婦としての時間を大事にすることが、さらに夫婦仲をよくする秘訣でしょうか」


紗理奈は、帰国子女という自分のブランドを最大限に生かしハイエンド妻としての地位を築き、そして女としての人生をも楽しんでいるのだった。



▶NEXT:6月24日 月曜更新予定
女をフル活用して何が悪い?



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