コロナ禍の婚活において、すっかりメジャーとなった出会いの形。それは“マッチングアプリ”だ。

しかし、マッチングアプリでの恋愛や婚活を成功させるのにだって、テクニックが必要なのだ。

―リアルではモテるのに、どうしてアプリでは“いいね!”が貰えない?
―メッセージは盛り上がっていたのに、なんでフェードアウトされた?
―初めての顔合わせの後、どうして二度目に繋がらない…?

あなたも抱いたことがあるかもしれない、数々の疑問。その答えあわせを、今ここで。

連載最終話となる今回のテーマは…?

▶前回:3日で200人の男から、イイね!をもらった28歳女。いつも男を選ぶ側だった美女がフラれた理由



篤史:「マッチングありがとうございます!」

登録したばかりのマッチングアプリで、ステキだなと思う女性を見つけた。

といっても、アプリを使うのは初めてではない。僕にとってはふたつめのマッチングアプリだ。

美女を見つけてすかさず“いいね”をしたら、運良くマッチングすることができた。ところが送ったメッセージに返事がこないまま、3日が経っている。

そこで僕は、もう一度だけ連絡をしてみて、それでもスルーされたら諦めようと思った。

篤史:「こんにちは。美緒さんといろいろお話したいことがあります!もしよかったら返事ください」

いつもだったら追いメッセージはしないが、美緒には何か特別なものを感じたのだ。

その数時間後。

彼女から返信がきて、僕たちはメッセージのやり取りを交わすようになった。

ところが翌日、美緒からいきなりこんな内容が送られてきたのだ。

美緒:「篤史さんって、私の写真もプロフィールもちゃんと見てくれてないですよね?」

― え?いきなり何を言ってるんだ。

美緒のプロフィールページには、当然きちんと目を通した。

特に変わったことは書かれていなかったはずなのだが…。

美緒が何を言っているのかさっぱり心当たりがない。そのうえ、どうやら僕は彼女からブロックされてしまったようだ。

一体、何をやらかしたのだろうか?


男がやらかしていたこととは?追いメッセージをしつこかったのだろうか…?

Q1:マッチング後、女からなかなか返信がなかったのはナゼ?


― この人だ!と、思えるたったひとりの女性はどこにいるんだろう。

マッチングアプリに登録して1年。僕は正直、疲れていた。

はじめのうちはすぐに彼女が出来るだろうと思っていた。だが、リモートワークにステイホーム…。気になる相手ができても、このタイミングで食事に誘っていいものか迷ってしまう。

そうこうしているあいだに、メッセージのやり取りがプツリと途絶えた女性は何人いただろうか。

そこからまた新たな出会いを探そうとするが、最近はなんだか新鮮味が感じられなくなっている。

僕が入力したプロフィールをもとに、アプリが自動的に“オススメ”してくる女性はいつも同じような人ばかり。

― このなかから理想の相手とめぐり会うことなんて出来るのか?

そんな風に考えるようになっていた。

「それなら、別のマッチングアプリにも登録してみたらいいんじゃない?」

友人からそう言われて、その手があったかと思ったのはつい最近のことだ。

新しい出会いの数を増やすことで、理想の相手とマッチングする確率も高くなるだろう。気持ちを新たに、僕はふたつめのアプリに登録してみたのだった。



最初に登録したマッチングアプリは、恋人を探す男女向け。いわゆる恋活目的のものだった。

しかし、気がつけば僕も37歳だ。

そろそろ将来のことを考えられる相手と出会いたい。そう真剣に悩むようになっていたこともあり、次は婚活向けのアプリに登録した。

― これまでのアプリとは女性の雰囲気が違うな。

写真もプロフィールの内容も、親しみやすく家庭的でどこか落ち着きがある女性が多い。だが、それが今の自分にはしっくりきている。

ひとつめのアプリを使っていたときは、何十人もの女性に一斉に“いいね”をしていた。メッセージのやり取りを並行することも当たり前だった。

そのせいで、会話がチグハグになったこともあるし、今となっては印象に残っている相手もいない。

だから今回は、ひとりの女性とじっくり向き合いたい。そんな覚悟を胸に、最初に見つけたのが美緒だった。

僕より4つ年下の33歳。

華やかなタイプではないが、清楚でプロフィールの文章も丁寧。これまでに出会わなかったタイプだ。それにどういうわけか“なんか気になる”のだ。

そう思って僕から“いいね”をすると、ほどなくしてマッチングした。

篤史:「マッチングありがとうございます!」

ところが、3日経ってもメッセージは返ってこない。

追いメッセージをするのは、返事を催促するようで気が引ける。

だが、美緒にはなにか特別なものを感じていた僕は、ほかの男に先を越されたくない気持ちもあってこう送ったのだった。

篤史:「こんにちは。美緒さんといろいろお話したいことがあります!もしよかったら返事ください」
美緒:「お返事できていなくてすみません…。仕事でバタバタしていました」

二度目のメッセージのあと、返事は割とすぐに返ってきた。


たった数回メッセージをしただけなのに…なにがブロックするまで彼女を怒らせたのか?

Q2:女が送ってきたメッセージの意味とは?


篤史:「なんだか返事を急かすようなことをしてしまって、すみません。あまりアプリを開かない方なのかな、と思ったんですがつい」
美緒:「いえ、大丈夫です。本当に仕事が忙しくて…」

確か、美緒の仕事は会社員で土日が休みとだけ記入されていた。

休日が合うのは嬉しい。少し気が早いが、もう少し親しくなったらお茶にでも誘ってみようと思った。

その後も、メッセージは何度か続いた。久しぶりの感覚に気分が盛り上がった僕は、勢いに任せてこう送る。

篤史:「実は“いいね”したのは美緒さんだけなんです。写真やプロフィールを見てとても素敵な方だなと思いました。こうやってメッセージできるようになって嬉しいです」

いい感じでメッセージが続いたのだから、何かしら返事がくるだろうと期待した。しかし、この日は何も返ってこなかった。



翌日。

仕事の休憩中にアプリを開いては、美緒からの返事がきていないかチェックしている自分がいる。

― せっかくいいなと思ったんだから、このままフェードアウトは避けたいんだけど…。

夜になって、美緒からのメッセージが送られてきたときはホッとした。

だが、そこにはこんなことが書かれていた。

美緒:「ありがとうございます。でも、篤史さんって私の写真もプロフィールもちゃんと見てくれてないですよね?」

― え?いきなりどうしたんだ。

文面からは、美緒が怒っているようにも受け取れる。

ただ、僕は美緒の写真もプロフィールも確かに見た。

仕事のことや趣味、家族構成、結婚への意欲だって読んだし、これといって変わったことは書かれていなかっただけに余計に混乱する。

質問の意味がわからず、もう一度美緒のページを開こうとしたがそこにはプロフィールではなく“退会済み”の文字があらわれた。

― ちょっと待って、退会って?

アプリの種類にもよるが、どうやら相手からブロックされた場合も“退会済み”と表示されることがあるらしい。

このタイミングで、美緒はアプリを退会したのだろうか。いや、どちらかと言ったら僕のことをブロックした可能性の方が高いだろう。

だけど、メッセージのやり取りをしたのはわずか数回だけだ。失礼なことを送ったりもしていない。ではなにが気に障ったんだろう、ブロックまでするなんて。

急かすようにメッセージを送ったのがいけなかったのだろうか?

彼女が言うプロフィールだって、そのページを見ることが出来なくなった今、なにが問題なのか見当もつかない。


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