お金もステータスも、欲しいモノはなんだって手にいれてきた

物質的には、何不自由ない生活を送る“マテリアル夫婦“

でも、なぜか心は満たされない

唯一お金で買えないものは「子ども」

だったら、子どもをもうければ、もっと幸せになれるはず!?

すべてを手に入れたとき、果たして彼らは幸せになれるのか……?

「マテリアル夫婦」一挙に全話おさらい!


第1話:女優と結婚した35歳起業家。日本一の”勝ち組男”が新婚早々恐怖を感じたワケ

派手に遊ぶことも許されないこんなご時世。それならプライベートプール付きのペントハウスを買って家で楽しもうと思ったが、それもきっと数日で飽きてしまうのだろう。

金で買えるモノなんて、たかが知れているのかもしれない。

僕がやり残したことは「宇宙旅行」と「結婚」の二つだけ。金で買えないモノは「子ども」だけだった。

それならば…。結婚して子どもをもうければ、幸せを感じられるはずだと思ったんだ。

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第2話:「子ども作ろうよ!」と夫に懇願されて…。27歳・妻が抱いた妙な違和感

起業家の三枝マサル(35)に背中を押され、彼との結婚を機に事務所を独立した。CMはすべて契約が終了しているし、女優業は実質引退しているようなものだ。もうスポンサーの顔色を伺う必要もないし、事務所の意向に従う必要もない。

やっと、悠々自適な生活を手にいれることができたのだ。他人に何と言われようが、私は幸せだ。

なのに最近、家に帰ろうとすると気が重くなってしまう。

夫のマサルが突然、とんでもないことを言い始めたから……。

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第3話:真昼間から141万円…!銀座で爆買いする女が、夫に打ち明けた重大な秘密

「実は私、アフタヌーンティー初めてなの。なんだかインスタグラマーみたいでワクワクしちゃう」

女優をしていた頃は、こんな時間にオフがあるわけもなく、アフタヌーンティーに行きたがるような女優仲間もいなかった。

心を躍らせてはしゃいでいると、体まで火照ってくるような感覚に襲われた。

「ねぇアサミ、なんか今日暑くない?」
「そう?まだ肌寒い感じがするけど。昼間からはしゃぎ過ぎ?それとも熱があるとか?」

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第4話:「気持ち悪い…!」新婚1年目で、妻が夫に嫌悪感を抱いてしまったワケ

― 起業家は、人に夢を与える存在であるべきだと思っている。

後輩から羨望の眼差しを受けながら、僕はリカに電話をかけた。

「もしもしリカ?今どこ?可愛がってる後輩に、僕の愛する“嫁”を紹介したいんだけど来てくれない?」

僕は浮かれていたのだ。リカを妻にできた優越感に酔いしれており、今夜彼女と修羅場を迎えてしまうとは、夢にも思っていなかった。

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第5話:「ここだけの話、妊娠してから夫と…」鬱屈した27歳女が、思わず漏らした本音

「マサルさん、こんなに頻繁に私と会ってて大丈夫なの?」

ジェラート ピケの部屋着に身を包んだマミが、心配そうな顔でこちらを見つめている。

「大丈夫だよ。密会だから」
「密会って響き、ドキドキする」

マミの口元が緩み、笑みがこぼれた。女優の妻がいて、もうすぐ子どもが生まれる。仕事も順調。水面下で女遊びもうまくやっている。僕は腕枕をしながら、全能感に浸っていた。

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第6話:「実は、夫が…」妊娠中なのに他の男と密会した27歳女。彼女が打ち明けた悩みとは

ユウセイと私は20代前半のころ、恋人役としてドラマで共演することが多かった。撮影に入ると3ヶ月間毎晩遅くまで顔を合わせるため、気が合えば急速に仲が深まる。

誰にも言えない話も心置きなく話せる仲となり、私たちは“ある大きな秘密”を共有するほど、打ち解けた。

夜な夜な二人で演技論を語っているときに、「熱愛発覚」と報じられてしまったこともあった。

そのため、マサルと付き合い始めてからは、人目を気にして彼に会わないようにしていたが、私はもう限界だった。リスクを冒してでも、ユウセイに会わずには、いられなかった。

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第7話:「一体どこ!?」出産間際に夫が行方不明に…。半狂乱になった27歳妻の決意

― なんで女ばっかり、こんなに負担が大きいの…?

「赤ちゃんが健康に産まれてくれさえすれば良い」という、聖母のような心境にはなれなかった。

妊娠したって出産したって美しくあり続けたいという強迫観念にとらわれ、6万円を超えるゲラン オーキデ アンペリアルの美容液とクリームをお腹に塗りたくる。

すると、お腹に張りを感じ、その後すぐに生理痛のような鈍い痛みが打ち寄せた。

― これは、もしかして……。

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第8話:妻に内緒で別宅を持つ35歳男。女と密会後、待ち構えていた意外な人物とは

生暖かい夜風に包まれ、エモーショナルな気分に浸っていると…。そんな僕らを引き裂くように、スマホのバイブレーションが激しく響き渡った。

― リカだ…。

妻がこんな時間に電話をかけてくることは珍しく、得体の知れない胸の騒めきを感じた。

「マミごめん、なんか緊急事態っぽいから帰るわ。またな、おやすみ」

マンションを出てから電話を掛け直そうと思い、駆け足で外に出ると、エントランスの前に怪しげな黒のワンボックスカーが停車していた。

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第9話:「妊娠中に他の男と…?」“ある写真”を手に入れた35歳夫が、妻を問い詰めたら

産後の体は全治1ヶ月以上の交通事故と同程度のダメージといわれているが、そんな状態で容赦なくワンオペ育児が始まった。

育児を経験した友人たちには”ジーナ式”を勧められたが、泣き叫ぶ娘のエマをベッドの上に放置することに耐えきれず抱き上げてしまう。

腱鞘炎になりそうな程、娘の背中を優しくトントンし、気づけば1時間も立ったままユラユラし続けた。腕の中でようやく眠った娘が起きないように全神経を集中させ、そっとベッドの上に戻す。

そんな時に限って、夫が帰ってくるのだ…。

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第10話:「真相をお話しします…」人妻と密会した27歳男が激白した、トンデモナイ秘密

新生児期は丸々1ヶ月家に篭っていたが、生後1ヶ月を過ぎた今、やっと一緒に外出することができるようになった。

Baby Diorのベビーカーにエマを乗せ、ケヤキ並木を通り、代々木公園を散歩するのが最近の日課だ。

― そういえば、今日発売だっけ…?

今日が週刊誌の発売日であることを思い出し、胸がざわめく。コンビニに寄って例の週刊誌を手に取ると、センセーショナルな見出しが目についた。私はいてもたってもいられなくなり、購入し即読み始めた。

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第11話:「10万で誘われました…」22歳女が暴露する、35歳起業家の巧妙な手口

「夫のマサルさんが、別宅を所有しているのはご存知ですか?」
「ええ。悪阻の時に一人になりたいと私から申し出ました。それに、赤ちゃんの泣き声があると仕事に集中できないので、静かな空間が必要みたいで」

男は片方の口角だけを上げた。いびつな笑顔だった。

「そこに、女性が住んでいるのはご存知ないと…」
「え…?」

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第12話:「22歳の女とまさか…!?」夫の秘密を知った27歳妻の信じられない行動

不貞についての記事が公開されれば、マサルの会社の株価は瞬く間に下落し、それ以外にも多大な損失が出ることが容易に想像できる。

できるだけ時間稼ぎをして、その間にやっておきたいことがいくつか思い浮かんだのだ。

記者の名刺と例の女性の連絡先をもらい、その日のうちに女性に電話をかけた。

「もしもし、マミさんですか?三枝マサルの妻のリカと申します」

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第13話:妻が突然、子どもを置いて出て行った…。35歳夫に告げられた恐ろしい真実とは

「え、なんかすげぇスッキリした顔してるけど、どうした?イケメンと楽しんできたの?」

バッチリめかしこみ、行き先も告げずに出て行き、スッキリした顔で帰ってきた妻に、冗談半分で嫌味をぶつけてしまった。鋭い眼光で睨みつけられると思いきや、彼女は不気味なほど穏やかな笑みを浮かべた。

「私はそんなヘマはしないわ。あなたと違って」

リカは微笑みながらそう言うと、A4サイズの茶封筒を大理石のダイニングテーブルに叩きつけた。

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第14話:「500万で…」妻の妊娠中に不貞を犯した35歳男が、追い詰められてとった行動とは

「笹本…、ヤバイ記事が出ることになった。金ならいくらでも払うから、なんとかしてくれないか」

週刊誌に自分のスキャンダルが載るということを妻に聞かされた僕は、顧問弁護士の笹本を自宅に呼び寄せた。

「ヤバイ記事、というのは…?」
「単刀直入に言うと、妻の妊娠中に別の女と密会していたのを撮られたんだ…」

笹本は深い溜息をつくと、氷の如く冷徹な目をしながらこちらを凝視し、口を開いた。

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第15話:深夜0時、妻を裏切った35歳男が自宅に帰ったら…。衝撃を受けた妻の対応とは

「本日、適時開示された通り、クレーシャはTOBに賛同し、ニルヴァーナホールディングスと資本業務提携を締結しました。

そして、私、三枝マサルは…、代表取締役及び取締役から辞任させていただく運びとなりました」

その事実を自分の口で言い切ったとき、どうしようもない寂寥(せきりょう)が広がり、僕は全てを失ったのだということを全身で実感するに至った。

僕に残るのは、金だけ、紙切れだけだ。それは僕にとってもう、何の価値もない。

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