カジュアルに楽しめる、みんなが大好きなイタリアン。

身近な存在だからこそ、「いまさら聞けない」こともある。

何気なく使っている名称、たとえば「トラットリア」と「オステリア」の違い、メニューでよく見る「アンティパスト」という言葉…。

知っていて損はしない、基礎知識を紹介しよう。

これでデートや友人との食事会にのぞめば、一歩リードできるかも!?


1.【基本用語編】この言葉を知っていれば、エスコートが格上げされる!

何気なく使っている言葉をきちんと知るだけで、振る舞いは劇的にこなれるもの。

スマートに女性をエスコートするイタリア人男性に、ぐっと近づけるかも!?



Q. イタリア料理店の名前の違いって何?


A. イタリアで「リストランテ」と言えば高級レストランのこと。

伝統料理を楽しめるのが大衆食堂の「トラットリア」で、よりカジュアルな居酒屋は「オステリア」。ワインバーは「エノテカ」と呼ぶ。「バール」は、夜にはアルコールも出すコーヒーショップだ。


Q.食前酒を指す「アぺ」、イタリア語では?


A. 食前酒を指す「アぺ」(=アペリティフ)は、イタリアでは「アぺリティーヴォ」という。

スプマンテのほか、カンパリや桃の果汁をスプマンテで割ったベリーニなどが代表的。

食後酒は「ディジェスティーボ」でリモンチェッロがお馴染みだが、グラッパやアマレットも味わってみたい。


Q. イタリア産の“泡”は何て呼ぶのが正解?


A. シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で造られる瓶内二次発酵のみを指し、イタリアではスパークリングワインの総称をスプマンテ、微発泡ワインをフリッツァンテと呼ぶ。

スプマンテの中には、ヴェネト州のプロセッコ、ロンバルディア州のフランチャコルタ、エミリア・ロマーニャ州のランブルスコ、ピエモンテ州のアスティなどがある。



2.【地方料理の特徴編】地域ごとの料理の特徴を知れば、会話も弾む!

“イタリアにイタリア料理はない”とはよく聞く話。

19世紀半ばに統一されるまで都市国家の集まりだったことから地方色豊かな料理が散在。国中がグルメで溢れているのだ。



【北イタリア】
カロリー万歳!濃厚な美食に酔いしれたい


アルプス山脈に近いため、寒さが厳しく、身体を温めるバターやチーズ、生クリーム等の乳製品や肉を用いた濃厚な味わいの料理が多い。

酪農が盛んだが、米を食べるのも特徴の一つ。


【中部イタリア】
グルマン歓喜、酒池肉林のシャングリラが広がる!


気候が温暖でのどかな丘陵地帯や海山に恵まれた中部地方は、素材の持ち味を生かしたシンプルな料理が豊富。

肉も魚介もよく食べるほか、トリッパなどの内臓料理も多い。


【南部イタリア】
「イタリアらしい」食材や料理はここにある!


トマトソースにオリーブオイル、ピッツァなど日本人がイメージするイタリアらしい味といえば、ここ。

地中海の魚介を使った料理が多く、軽やかでさっぱりとした味が特徴。


女子に大人気!あの食材たちの豆知識が面白い!


3.【食材編-1】聞いたことあるチーズは、みんなイタリア生まれ!

お隣のフランス同様、イタリアもチーズの宝庫。各州で特徴あるチーズが作られている。

私たちにもおなじみのモッツァレラやパルミジャーノチーズも、イタリア生まれのチーズだ。



「パルミジャーノ・レッジャーノ」


エミリア・ロマーニャ州で作られている、イタリアを代表するチーズの王様。

牛乳で作るセミハードタイプで、最低でも24ヶ月の熟成が義務づけられている。



「ペコリーノ」


羊乳のチーズではイタリア最古と言われる。保存目的で作られた歴史から強めの塩気が特徴。

カルボナーラやアマトリチャーナなどに必須の定番チーズだ。



「ゴルゴンゾーラ」


ロンバルディア州ゴルゴンゾーラ村発祥の青カビチーズ。

世界3大ブルーチーズの一つで、辛口のピカンテ、まろやかな甘口のドルチェの2種類がある。



「ブッラータ」


バターのようなという意味を持つ、プーリア州原産のフレッシュチーズ。

モッツァレラ生地の中に脂肪分が高い生クリームを包み込んだ、リッチな美味しさが魅力。


4.【食材編-2】お馴染みの高級食材たちは、イタリア出身!



言わずと知れた高級食材白トリュフ。中でもピエモンテ州アルバ産の白トリュフは最高級品。官能的な香りに、1kg数十万円の高値がつくことも。



トスカーナやウンブリア地方では黒トリュフが多くとれ、同じキノコのポルチーニも美食家垂涎のイタリア食材の一つ。



サルデーニャ州とトスカーナ州ではボラの卵、シチリア州ではまぐろの卵のボッタルガが作られ、高級食材に溢れている。


5.【食材編-3】前菜でよく見る「肉製品」、何が何だか説明できる?



イタリアを代表する加工肉食品といえばプロシュート。豚肉を塩漬け、乾燥、熟成させた生ハムのことで、パルマやサンダニエーレ産が有名。

カルボナーラに欠かせないグアンチャーレは頬肉の生ハム。生ハムの王様と言われるのがクラテッロで、腿肉を膀胱の中に入れて熟成させたもの。

腸詰めはサルシッチャ、サラミはサラーメと呼ぶ。ベーコンはバラ肉を塩漬けにしたパンチェッタのこと。


6.【メニュー編】コースの流れってどうなっているの?



メニューで見かけるアンティパストの文字。これは前菜のことで、アンティパストミストは前菜盛り合わせ。

そしてパスタやスープ類がプリモピアット。プリモは1番目の、ピアットは皿に盛られた料理の意味だ。

そこで2番目の皿、セコンドピアットはメインとなる。ほうれん草のソテーのような野菜料理の副菜はコントルノ。

ドルチェはデザートのこと。スタジオーネとあれば季節限定料理と知ろう。



普段目にすることは多くても、なかなか知ることのできないメニューの意味や食材の知識。

正しい知識を身につけて、グルメライフをより深く楽しもう!


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