”もんじゃの街”として、庶民的な下町のイメージがある月島。

でもそれはもう、ひと昔前の話。

月島の物件価格は坪単価500万円クラスがゴロゴロ。その多くが億ションなのは、「中央区」ブランドによるところも大きい。

また月島は、晴海の選手村を筆頭に多くの競技が開催された湾岸エリアに隣接し、昨今注目を集めているのだ。

住むというイメージが意外にない月島。人気エリアとして成長した、街の魅力とは?


エリートが集う下町・月島


月島エリアは、大江戸線、有楽町線が走り、勝どきまで徒歩5分、築地まで約15分。銀座までタクシーで約1,000円という好立地。

2015年に駅直結、53階建の高層マンションが竣工して以来、再開発の波が怒涛に押し寄せた。

今年に入り〝もんじゃストリート〞で知られる西仲通り沿いにも「ミッドタワーグランド」が開業。低層階は商業施設、上階はマンションという構成で早くも存在感を高めている。

また、駅周辺だけでなく、佃エリアも高所得者層が住む場所として知られた存在。

高級スーパー「リンコス」が佃にあるのは、そういった背景もある。



「ミッドタワーグランド」はゴルフレンジやスパなどが充実。

この辺りの住人は、汐留、お台場、新橋など、東側にオフィスを構える一流企業の会社員たち。

子育てなら、隣の豊洲の方がファミリー向きということもあり、月島に住むのは世帯年収1,500万超えのDINKSやエリートシングルが多いのも特徴だ。

とはいえ、元々この辺りに暮らす商売人も多く、タワマンと下町、双方の住民がいい具合に共存している。


エリートサラリーマンたちは、どんなレストランで胃袋を満たしている・・・?

フラっと立ち寄れる店が多し


そんな彼らの肥えた舌と胃袋を満たしているのが、バリエーションに富んだ飲食店の数々。

以前より、あんこう鍋の『ほていさん』や、『焼肉 凛』など、実力派の店が多かったが、おひとり様で入れるお洒落な店が増加中。

ナチュールワインと中華を楽しめる『hugan(フガン)』などはその好例。



『hugan』は32歳の鶴岡シェフが営んでいる。グラスは常時10種そろう。



酒好きの大人たちが集う『つねまつ久蔵商店』。地酒と刺身が評判だ。

カウンターや立ち飲みスペースが多いのも、この辺りの特徴で、フラッと飲む需要が多い表れだろう。

こと、出会いに関しては”西の恵比寿、東の月島”と評す声もあるほど。



『Kitchen Starvest Storyteller(キッチンスターベスト ストーリーテラー)』。

今年5月にオープンした可愛らしいイタリアン。1階は立ち飲みスタイルで、2階はテーブル席。

イタリアン人シェフによる、ジビエ料理が楽しめる。



イタリアン人シェフによる、美味しいジビエ料理が多数そろう。



タワマン在住ママ御用達の『マイカイキッチン』はハワイフードが充実。「2種類選べるポキ丼」は800円。



日本初、もんじゃの自販機もあり!



今なお街を歩けば、下町風情が残っている街・月島。

下町のよさと現代らしい利便性を併せ持っており、ハイブリッドな魅力を持つこの街が人気なのは納得だ。

また昔ながらの街並みと新しい住人たち。このミックスが独特の雰囲気を生み出している。

新しい月島の姿をアップデートしに、訪れてはいかがだろう。


今月のSNAP


今回スナップに登場してくれたのは、『もへじ 本店』を営む加納史敏さん。

実家が魚屋で築地生まれ、月島育ち。

現在は月島に本社を置く加納コーポレーション社長を務め、もんじゃストリートに『もへじ 本店』を、その他都内20店以上のもんじゃ店を手がける。

8月には日本初のもんじゃの自販機も設置し、話題に。

「小さい頃からこの商店街で遊んでいました。よく行くお店は、東京3大煮込みのある『岸田屋』と、焼きとんの『かつきり』」。


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