老舗から個性派まで人気店が集う東京の鮨シーンだが、横浜にそれらと人気で肩を並べる名店がある。

都内の鮨ツウが、週末にわざわざこの一軒へ足を運ぶ理由は、ここでしか食べられない握りがあるから。

食通たちが遠出をいとわない、「横浜」の弩級な鮨店をご紹介しよう!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。


『やま幸』から仕入れる“日本で一番美味しいまぐろ”に悶絶!


江戸前鮨の花形といえば、やはりまぐろ。

同業者からも一目置かれる関内にあるこちらの鮨店には、極上のまぐろを求めて全国各地から多くの鮨好きたちが訪れる。

大将の中條清隆さんが「出会うべくして出会った」と話すのは、現在まぐろにおいては右に出る者がいないといわれる、豊洲の仲卸『やま幸』の山口幸隆社長。

その山口さん自ら「中條さんには日本で一番“美味しい”まぐろを卸している」と公言するのは、その律儀な人柄や鮨職人としての腕前に、絶大な信頼を寄せているからにほかならない。



ここ『なか條』では、30品前後が登場するコースの中で、供されるまぐろは基本的に「大トロ」「中トロ」「赤身」の3貫だが、気前の良い性格もあって中には「まぐろばっかり食べて帰る(笑)」常連もいるとか。

この日は舞鶴と気仙沼の定置網漁に塩釜の巻き網漁と、その時期によって食べ頃を迎えたまぐろをラインナップ。



脂乗りも抜群で、赤酢のシャリとしっとり混じり合う柔らかさに加え、鼻に抜ける香りの良さも格別だ。

極上の素材に惜しみない手間をかけ、究極の一貫に仕立てる職人魂が“日本一のまぐろ”をさらなる高みに押し上げる。


つまみにもまぐろが登場!


コース序盤に供される「トロ巻き」は、サク切りにしたトロを贅沢に使用。

断面からも分かるように、シャリよりもまぐろの存在感がはるかに際立つ。


路地裏に人目を忍ぶように佇む『なか條』。お店の目印は…


関内は、県内でも屈指の繁華街エリア。

中華街、馬車道、山下公園など古くからの観光地も存在し、国内外から多くの観光客が集まる。



駅から徒歩4分ほどのロケーション。

カジュアルな飲食店が立ち並ぶメイン通りから少し入った路地裏で、ブラックに塗られた外壁と宵闇に浮かび上がる白い暖簾が目印だ。



元町中華街にあった鮨店に生まれた中條さん。

大学卒業後から父親のもとで修業を積み、店を継承。4年前に現在の場所に移転し、屋号を改めて新たなスタートを切った。

若い世代の鮨職人からの人望も厚い。



店内は清々しい白木カウンターのほか、子連れOKな個室も備える。



連日連夜、多くの食通が集う、横浜を代表する名店『なか條』。

東京の鮨を知り尽くした大人をも虜にする、“日本一”と言われるまぐろをぜひ堪能いただきたい!


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