男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

さて、今週の質問【Q】は?

▶前回:甘い一夜を過ごしたのに…。翌朝、女が男を残して慌てて家を出ていった理由は?



この半年間、私は和也とデートを重ねてきた。「付き合おう」という言葉はなくても、最低でも週に一度は会うし、ほぼ付き合っているのも同然の仲。

あの日も私は、和也と会うために連絡を待っていた。でも22時を過ぎても連絡が来ないので、“今日どんな感じ?”とLINEを打ってみた。

しかしこの日は深夜3時を過ぎても連絡が来ず、既読にもならない。彼から連絡が来たのは翌日の夕方だった。

しかも電話がかかってきたと思ったら、突然こんなことを言われたのだ。

「遥、悪いんだけど…もう家に来るのはやめてほしい」

あまりにも突然のことで、目の前が真っ暗になる。

「え…?」
「ごめんな」
「…嘘でしょ?和也、どういうこと?」
「本当にごめん」

何度問い詰めても、「ごめん」しか言わない和也。

その後も頑張って連絡をしてみたけれど、彼の決意は固かったようだ。気がつけば、本当に関係が終わってしまった。

― あんなにも仲良かったのに、どうして…?

いったい彼に、何があったのだろうか…。


Q1:初デートまでの男の女に対する思いは?


和也と出会ったのは、友人の紹介だった。ただ紹介と言うよりも、偶然その場に居合わせた…と言ったほうが正しいかもしれない。

恵比寿で友達と飲んでいたところ、美穂という女友達から“いい感じの人たちと飲んでるから、今から来れない?”と連絡が来て、そこに合流したのだ。

しかし指定されたお店へ着くと、すでに他の人たちはイイ感じにできあがっていた。男女5、6人のメンバーがいて、入りづらそうにしていると和也が話しかけてきてくれた。

「今来たの?」
「はい。さっき飲んでいたら、美穂から呼ばれまして」
「え、そうなんだ!来てくれてありがとう」

身長が高くて、ちょっとホリの深い顔。まさに私のタイプだった。

「名前はなんていうの?」
「遥です」
「遥ちゃん。僕は和也です」

他の友達もいたのに私だけに話しかけてきてくれて、しかも酔っているせいか距離が近い。そして小声で私にささやいてきた。

「よければ連絡先教えてよ」
「はい、もちろんです」

こうして連絡先を交換した私たち。この日は結局深夜の2時まで、何事もなく楽しく飲んで解散した。



― Haruka:遥です。昨日はありがとうございました。またご一緒させてください^^

その翌日。私からお礼のLINEを送ってみると、すぐに和也から返信が来た。しかも、まさかのデートのお誘いつきだった。

― 和也:こちらこそありがとう!ちなみに、今週金曜はお忙しい?
― Haruka:今週金曜ですか?たぶん空いてます!
― 和也:本当?行きたいお店があるんだけど、一緒にどうかな。

もちろん行くに決まっている。そしてこのデートで、私たちの仲は一気に深まった。



緊張しながらも楽しみしていた初デート。和也が予約してくれていたのは白金にある素敵なイタリアンだった。

オンタイムでお店へ着くとすでに和也は座っていて、カッコ良さが溢れ出ていた。

「和也さんって、本当にカッコイイんですね」
「え〜そんなことないよ。遥ちゃんのほうこそ、スタイルいいよね」
「いえいえ、全然ですよ」

最初はそんなぎこちない会話だったけれど、ワインが進むにつれて会話もどんどん深いものになっていく。

「和也さんは、今彼女いないんですか?」
「いないよ〜。もう2年くらい、いないかな」
「え…。2年もですか!?」

こんなカッコイイのに、2年も彼女がいないなんて信じられなかった。

「意外すぎるんですけど」
「いやいや。遥ちゃんは?」
「私は…この前別れたばかりです」

実は微妙に別れそうで別れられない彼氏がいた。でもとりあえず、今は“いない”と言っておいたほうが賢明だと思い、言葉を濁す。

「そうなの?何で別れちゃったの?」
「うーん…。いい人だったんですけどね」
「まぁピンと来る人って少ないよね」

ここから話題は変わりつつ、お互いの恋愛観などその後も永遠に話し続けた。

「あ〜楽しかった!遥ちゃん、また誘ってもいい?」
「もちろんです♡」

本当はもう1軒くらい行きたかったけれど、この日は大人しく解散した。

そしてここから、和也から連日のように連絡が来るようになった。

そう、最初は和也のほうが積極的だったのだ。それなのにどうして突然、あんな別れ方になってしまったのだろう…。


Q2:男の態度が変わった最大の理由は?


私が彼からの好意を確信したのは、初デートを終えてからも積極的に誘ってきてくれたことだ。例えば金曜の夜。

― 和也:遥ちゃん、今何してる?飲んでたりしないかな?
― Haruka:今六本木で友達と飲んでました!どこにいるんですか?

こんなやり取りが何度も続き、私たちが会う頻度は増えていった。そして3回会って、私は決意した。中途半端な彼氏と別れることを。

そして別れた翌日。いつものように和也から22時くらいに連絡があり、お互いお酒が入ってる状態で…しかも2軒目から合流したため、そのまま和也の家へ行くことになった。

もちろんその日、体の関係を結んだ私たち。

でもワンナイトなどではない。なぜなら、体の関係を持ってからも和也の態度は変わらず、会う頻度は高いままだったから。

「遥って可愛いよね」

そう何度も言ってくれたし、和也からの愛情も、大事にされているのもちゃんと感じていた。



でもいつからだろうか。最初は週に3回くらい連絡が来ていたのに、徐々に連絡頻度が減っていったのは…。

会っている時でも、和也の気持ちが徐々に離れていることには、薄々気づいていた。

だから私は彼の気持ちが逃げないように、連絡があれば極力和也を優先して必死に頑張った。

― 和也:遥、今日は何してるの?
― Haruka:今日は友達とご飯の予定だったけど…会えるの?
― 和也:うん、仕事が早く終わって。会えるかな〜と思ったんだけど!
― Haruka:ちょっと待ってね、スケジュール調整する!だから会えるよ♡



一つ懸念点としては、和也は少し気分屋なところがあったことかもしれない。でもそれは分かっていたので、機嫌を損なわないように最大限に気を使っていた。

それに、彼が嫌がるようなことはしていない。むしろ喜ばせるようなことしかしていない。

「和也、今週末は何してるの?」
「今週末?う〜ん、ちょっと今はわからないな」
「友達とご飯行こうって言ってるんだけど、予定入れないほうがいいかな?」
「え、入れていいよ!」
「ううん、大丈夫なの。和也の予定聞いてから返事しようと思って」

和也の予定を聞いてからスケジュールを組むようにしていたし、一緒にいるときは最大限に楽しくしていた。

それなのに、どうして急に「会えない」なんて言われてしまったのだろうか…?


▶前回:甘い一夜を過ごしたのに…。翌朝、女が男を残して慌てて家を出ていった理由は?

▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由

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男の態度が変わった理由は?