大学通信調べ「有名企業400社への実就職率が高い大学」(2023年卒)で、日本大(102位)、東洋大(107位)、東海大(129位)、駒澤大(150位)、専修大(138位)や、山梨大(111位)、宇都宮大(121位)、愛媛大(136位)などの国立大学をも抜き87位にランクインし、定員割れ私立大が53.3%と過去最多を更新するなかで、定員より1割も多くの入学者をマークし、いろいろな話題で盛り上がってるのが、埼玉工業大学。

最寄り駅は高崎線 岡部駅という小さな駅。埼玉県深谷市にキャンパスを置き、まわりはとうもろこし畑やネギ畑が広がる、いわゆる“田舎の大学”なのに、オープンキャンパスが始まると、東京や神奈川県からも親子で埼工大に訪れるほど、いま注目を集めている。

なぜ埼玉工業大学がいま注目されているか。オープンキャンパス初日に現場に行ってわかったことをレポートする。

自動運転AIシステムで先行する埼玉工業大学

埼玉工業大学は、全国の私立大学に先駆けて、自動運転AIシステムを大学内で開発し、既存の路線バス車両に“後付け自動運転AIシステム”を搭載することで、路線バスが自動化できるということで、全国の路線バス事業者や自治体などが注目。

全国各地の実証実験に駆り出され、さまざまな道路条件をテスト走行し、学生と教員でAIシステムをアップデートしてきた。

各地を走ってきた埼玉工業大学の自動運転バスは、キャンパスと岡部駅を自動運転レベル2で結ぶスクールバスというもうひとつの顔も持ち、「社会実装をめざし進化し続ける大学教材」として地元・深谷市も「渋沢栄一が生まれたここ深谷市で、こんどは『自動運転バス発祥の地』と歴史に刻めるよう、地域と大学が連携し実現に向けて加速させていく」と意気込む。

2025年4月、自動運転専攻が国内初始動

こうした自動運転AIシステム開発で先行する埼玉工業大学に、オープンキャンパスで多くの親子が訪れる理由のひとつに、2025年4月、情報システム学科に自動運転専攻が新設されるという話題がある。

「自動運転専攻」の誕生は、国内の大学で初めて。

この自動運転専攻のキーマンで、これまでの自動運転AIシステム開発をリードしてきたのが、埼玉工業大学 副学長 工学部 情報システム学科 渡部大志 教授(埼玉工業大学 自動運転技術開発センター長)。

「社会実装に向けて、実際の道路で走っている自動運転AIバスの日々更新されている走行データ・アルゴリズムを、学生と教員で共有しているという点では、全国でもめずらしいと思います。

また、社会実装に向けて技術・スキルのアップデートを重ねながら、地域貢献をも担っていることを実感できるのも、工業大学ならではです。

こうした AI進化と地域貢献を毎日体感できるということで、工業大学がいま見直されてきたうえに、文理融合をめざす埼玉工業大学ということで、理系・文系、性別・地域をとわず、多くの親子がオープンキャンパスに訪れてくれています」

―――さらに埼工大では、DXに対応する人材育成を強化し、工学部 情報システム学科 AI専攻をはじめ、全学部学科で AIの基礎を学べる 教育カリキュラムを展開中。そこにも受験生や保護者は注目しているという。

AI制御・センシングなど多彩な科目でスキルアップ

自動運転が普及する社会で活躍できる人材を養成する、埼玉工業大学 自動運転専攻の注目科目は、AIプログラミング言語(必修科目)をはじめ、「自動運転テクノロジー入門」「人工知能入門」「ICTリテラシー」(1年次)や、「自動車運動・制御学」(2年次)、「AI・モビリティ」「パワーエレクトロニクス」「自動運転のためのAI制御」「自動運転のためのAIセンシング」「自動運転のためのAIデータサイエンス」(3年次)など。

4年後の進路には、自動運転エンジニアをはじめ、AIエンジニア、ネットワークエンジニア、ゲームクリエイター、アニメクリエーターなどをめざせるという。

―――埼玉工業大学(工学部3学科7専攻・人間社会学部2学科4専攻)は、理系人材の育成強化と、DX 人材のニーズに対応し、工学部に5つの新専攻を 2025年4月に開設し、現在の3学科7専攻から、3学科10専攻へ拡充。

また文理融合型の人間社会学部情報社会学科の2専攻も IT関連の教育の強化をめざしてリニューアル。

機械工学科には、IT 応用機械専攻と AI ロボティクス専攻の2専攻を新設し、生命環境化学科には、バイオサイエンス専攻と環境・クリーンエネルギー専攻の2専攻を新設する。

さらに、工学部だけでなく人間社会学部の情報社会学科もIT経営専攻とメディアデザイン専攻に変更し、全学的に DX人材のニーズに柔軟に対応していくというから、気になる人はオープンキャンパス公式サイトをチェックして、その最前線をチェックしてみて↓↓↓
https://www.sit.ac.jp/entrance/experience/opencampus/