TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。「フラトピ!」のコーナーでは、“物々交換サービス”についてキャスターの田中陽南が取材しました。

◆最近、注目の「物々交換」サービスを取材

1年間で新しく購入される衣類は、約82万トン。一方、1年間に廃棄される衣類の量は、約51万トンもあります。

そうしたなか、廃棄を減らすための取り組みとして「物々交換」が注目されており、環境に優しいだけでなく、お得感もあるサービスが続々登場しています。

◆着なくなった衣類を物々交換

まず田中が訪れたのは、渋谷区などで毎月定期開催している物々交換のお店「CLOSET to CLOSET」。

ここはネットで事前に参加費(3,000円)を支払い、参加者は不要になった服を3着持ち込み、お店から好きな洋服を3着持って帰れるというシステムで、肌着や靴、子ども服以外の衣類であればなんでも持ち込むことが可能。

しかも、汚れや傷、穴などがあっても大丈夫。お店側でリメイクやメンテナンスをし、再販売しています。

なぜこのようなサービスを始めたのか。代表の三和さんは「着古された洋服はずっとクローゼットに眠って、着られなくなってしまうのがすごくもったいない。もっと洋服が循環したらと思って、こういう場所を作りました」とお店を開いたきっかけを語ります。

現在、店内にはこれまで持ち込まれた洋服が300着以上。今回、田中はスタッフの不用品を実際に物々交換してみると「選ぶのにお得感がありますね。ワクワクします」と楽しそう。そして、3着選び「普通にお店で買いたい服が選べた」と大満足の様子。

三和さんは「自分では着られないけど大切だったり、誰かに引き継ぎたいと思う洋服をみなさん持ってきていらっしゃるので、みなさまのおかげで素敵なショップになっていると思います」と実感を語ります。

◆人気のスニーカーも物々交換でゲット!

続いてやって来たのは、足立区にあるカフェ「eatoco(イイトコ)」。ここは親子連れでゆったり過ごせる子育てカフェですが、店内では子育て関連グッズの物々交換を行っています。

育児用品やおもちゃ、サイズアウトしてしまった靴など、店内には多くの子育て関連グッズが並べられていますが、利用者は持ち込んだ点数と同じ数だけ、好きなものを最大3点まで持ち帰ることができます。

また、持ち込む際にはメッセージを添えるルールがあり、次に使う人に向け思いを残してもらう工夫をしています。

利用者からは「育児用品は(使用)期間が短く、その期間が過ぎるとどうしようというものが多いので、育児用品に特化しているのは、その時間を過ごす人にとってはとても助かっていて、いい場所だと思う」と喜びの声が。代表の阿部さんは「物々交換を介して、地域全体で子育てを見守るような場のきっかけになれば」と話していました。

◆人気のスニーカーも物々交換でゲット可能!?

最後に訪れたのは、昨年12月に原宿にオープンした「スニセカ」。

ここは約200種類のレアなスニーカーを扱うお店で、買い取り・販売の他に物々交換も行っています。

その仕組みは、お客さんが持ち込んだものを店舗が査定し、その査定金額に見合ったものと交換するというもの。また、靴だけではなくバッグなどのアパレル商品の査定も可能です。

物々交換を行う理由について、代表の村川さんは「今、サステナブルがキーワードになっているので、循環型社会というところで、いらなくなったものをいる靴に変える、気軽に交換できるような文化を作っていきたい」と語ります。

◆物々交換サービスに、Z世代の反応は?

一連の取り組みに対し、キャスターの堀潤は「すごい!」と拍手を贈ります。そして、「こうした現場の方々の取り組みがメッセージになり、受け取った人が次にまたどこかでやっていく、メッセージも交換している雰囲気があっていいですね」と称賛。

取材した田中は「古着屋さんというとTシャツやトレーナーなどのイメージがあったんですけど、物々交換でいろいろなものが持ち込まれているので、いろいろなジャンルの洋服がある。選ぶのが楽しいなと思いました」と感想を語ります。

洋服を物々交換している「CLOSET to CLOSET」のように、リユースの取り組みを行っているタレントで起業家の加藤ジーナさんは「こうしたサービスが広がるのはとても嬉しい」と笑顔をのぞかせます。

microverse株式会社 CEOの渋谷啓太さんは、「『eatoco』のように、カフェという日頃行く場所で、ついでに物々交換できるという付随した体験でサステイナブルできるのはすごくいい」と感心。渋谷さんは、こうした物々交換のビジネス化については大学生時代に一度考えたことがあるそうで、事業計画書まで書いたものの、収益化は難しいと断念。ただ、今回の取り組みを目にし、「カフェなど付随した場所でやっていくのはいいのかなと思った」と改めて語ります。

臨床心理士のみたらし加奈さんも「社会への還元がすごくいい」と興味を示し、周囲に使わなくなった育児グッズをどうすればいいのか悩んでいる方が多いようで「『eatoco』がやられている取り組みは、素晴らしいなと思った」とベタ褒めしていました。

※この番組の記事一覧を見る <番組概要>番組名:堀潤モーニングFLAG放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/番組Twitter:@morning_flag