TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜6:59〜)。「FLAG NEWS」のコーナーでは、前澤友作氏が米メタ社に対して行った損害賠償請求について取り上げました。

◆SNS型投資詐欺が横行…前澤友作氏が米メタ社を提訴

SNSで著名人を騙り投資を持ちかける詐欺が多発している問題で、衣料品販売大手「ZOZO」の創業者・前澤友作氏が、氏名・肖像を無断で使用した広告の掲載を許可しているとしてアメリカのIT大手メタなどに1円の損害賠償と広告掲載差し止めを求め、東京地裁に訴えを起こしました。

前澤氏は自身のXで「損害賠償請求はあえて1円にしました。彼らの行為が違法なのか合法なのかまずははっきりさせたいと思います。」と心境を明かし、さらにはメタなどに詐欺広告対策についての具体的な内容の提示、責任者への証人尋問を求めています。

SNS型投資詐欺は全国で相次いでいて、警察庁によると去年1年間の被害額は、約277億9,000万円にのぼるということです。

◆注目集まる、プラットフォーム側の今後の対応

モデルでタレントの藤井サチさんは「被害額も大きいので、(投資詐欺広告は)絶対に野放しにできない」と憤りをあらわに。前澤氏が1円の損害賠償請求を行ったことについては「お金ではなく、(投資詐欺広告に)本当に怒りを覚えているんだなと感じた」と感想を述べつつ、「ここまで騒がないとメタ社は表現の自由を盾にこのまま(広告を掲載し)続けていたと思うので、今後の動向に注目していきたい」と関心を寄せます。

また、お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世さんは「今までは“有名税”みたいな感じで片付けられていたことかもしれないが、今回は被害額も大きいし、使われた側のダメージも大きい」と今回の問題の大きさを慮りつつ、自身も過去にSNSでなりすまし被害にあったことを明かします。

そのときは詐欺行為を働かれたわけではなく、自身のSNSで事情を説明するなどしてことなきを得たそうですが、「事務所などに相談してもしょうがないとなってしまうことが多い。なぜなら時間や手間がかかり、コストの面もある。だから、余裕がある人がこうしたことを大きな声でやっていただけるのは本当に頼もしい」と前澤氏の行動を称えます。

一方、ドイツ公共放送プロデューサーのマライ・メントラインさんは、「本当は前澤さんが訴訟を起こさなくてもいい世の中にしないといけない。個人が訴訟を起こすのではなく、国が規制する必要があり、メタ社にも“これがルール”と強く言ってほしいと思う」と今の社会に注意を促します。

EUでは各国連携してプラットフォーマーに対しての厳しい目を向けていますが、そこにも問題はあるとか。「最近は(EU側の主張が)強すぎて、メタ社の政治的なコンテンツを全て非表示にしている。要するに、どれが表現の自由を超えているものなのか自動的に判別できずに全部見えなくしているが、それも違う」とマライさん。どれを見せ、どれを見えないようにするのか、そのバランスが大事と指摘します。

キャスターの田中陽南は、「今の社会ではSNSに頼らざるを得ないところもあるし、情報の発信に関してはやはり便利なところがある」とSNSの必要性を認める傍ら、プラットフォーマー側に対しては「メタ社は“社会のアプローチが必要”と声明を出していたが、それは少し他人事すぎる。もう少し踏み込んでいってほしい」と望んでいました。

※この番組の記事一覧を見る <番組概要>番組名:堀潤モーニングFLAG放送日時:毎週月〜金曜 6:59〜8:30 「エムキャス」でも同時配信キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/番組X(旧Twitter):@morning_flag番組Instagram:@morning_flag