TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。8月9日(火)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、協議開始となる“東工大と東京医科歯科大学の統合”について取り上げました。

◆2つの国立大学が統合に向け協議開始

ともに国立大学である東京工業大学と東京医科歯科大学が、統合に向けて協議を始めることが明らかに。統合はそれぞれの大学の重点分野における研究力を高めるとともに、社会の課題解決に向け、新たな学術分野を生み出す狙いがあると見られます。

2つの大学はいずれも世界最高水準の教育・研究活動の展開が見込まれる国の「指定国立大学」として認められています。そして、実現すれば初の指定国立大学同士の統合になるということで、今後、数百億円の支援が受けられる「国際卓越研究大学」の認定を目指していくものと見られています。

◆統合によって期待できること

株式会社Unicode CEOの赤城命帥さんは、「個人的にすごく嬉しいニュース」と喜びます。そして、「日本は専門的な機関が多いが、単体で研究開発するとどうしても視線がクローズになってしまうので、こうした取り組み、統合することでいろいろな分野で研究が共同で進んでいくことは、すごく良いイノベーションが起こるきっかけになると思う」と期待を寄せます。

アフリカの紛争問題を研究する東大院生の阿部将貴さんも「この取り組みは大賛成」と高く評価し、とりわけ国際卓越研究大学を目指すことを歓迎。阿部さん曰く、国際卓越研究大学とは文部科学省の新たな枠組みで、そこには約10兆円規模の基金が設けられ、その運用益を研究費に回すことができるとその仕組みを説明します。

現在の日本の大学の基金の状況は、アメリカ・スタンフォード大学の約4.5兆円に対し、日本で最も基金額の高い東大で190億円だそうで「それは敵わないよね」と阿部さん。国際卓越研究大学という枠組みができることで文科省の基金がつき、「日本の研究力も上がっていくのではないか」と期待を膨らませます。

さらに、阿部さんは海外の大学は寄付が多く集まるのに対し、日本ではそれほど集まらないことを危惧。「この10兆円ファンドも今回は国債を発行して賄うということなので、そうしたところも変わっていくと、より良い方向に加速力が着くと思う」と切望します。

渋谷さんは、スタートアップや投資に造詣が深い大学時代の教授が今回のような議題を役員理事会にあげたところ、理事の方々からは「ベンチャーキャピタル的なことをやってリターンを上げられるのか」、「ファンドマネージャーは誰がやるのか」といった声があったことを紹介。

そして理事の任期が3〜4年に対し、スタートアップなどの投資によるリターンは通常10年単位で、4年しかいない理事にとっては関係ないことだと捉えられ、発足が遅れる傾向にあるとも指摘しました。

また、渋谷さんは阿部さんが挙げていた寄付の問題についても言及し、「東大などにはみんなお金出すと思うんですけどね」と惜しみつつ、「とにかく理事の任期の問題と運用者の問題が解決すべき一番のボトルネック」と訴えました。

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