TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。4月9日(金)放送のトップニュースでは、急増する新型コロナウイルスの“変異株”について取り上げ、Z世代のゲストコメンテーターとともに意見を交わしました。

◆急増する変異株…関西だけでなく都内でも

4月8日に都内で確認された新型コロナウイルス新規感染者は545人。そのうち、変異株の疑いがある人は20人と報告されています。変異株の拡大について、都のモニタリング会議で国立国際医療研究センターの大曲医師は「変異株が著しく増加し、従来株から変異株に流行の主体が移る可能性もある」と危惧。関西で増加している変異株N501Yが、都内でも3月29日からの1週間で51件と、前週の9件と比べて急増していることが報告されています。

ウイルスの変異は、新型コロナウイルスが蔓延することがわかって以来、長らく議論されてきたこともあり想定内ではあるものの、キャスターの堀潤は「その広がり方のスピードに我々の対策が追いつけるのかというところがポイント」と指摘。

現在、急増している変異株N501Yは“イギリス型”と言われ、その感染力は1.75倍、致死率も1.64倍となっています。そんな変異株に対し、慶應義塾大学 総合政策学部4年の阿部将貴さんは、海外では疾患のない若者が死亡した事例があることに触れ、「これまで経済は若者が回してきたところがあるが、変異株のせいでそれもできなくなってしまうので、これから日本経済がどうなっていくのか注目している」と言います。

都内では、実効再生産数も上昇。そして、ワクチンは現状、高齢者が優先となっていますが、一部では若い世代も優先対象にという声も上がっているようで、阿部さんはあくまで“高齢者優先”としつつ、「(ワクチン接種の)スピードを高めることが、結果的に若い世代が早く打てることに繋がる。そこはどんどん加速してほしい」と期待します。

◆コロナ感染防止のためのデータ収集は是か非か

また、個人の行動追跡などのデータ収集に関して、世間ではさまざまな意見がありますが、「人権等もあるが、多少プライバシーに踏み込んででも調査(データ収集)するべき」と阿部さん。「COCOA」のようなアプリをインストールしないと外食してはいけないなど、強制に近い形で何かしら施策を行わないと「感染が広がったときに追えないし、そうなるとデータも集まらないし、データが集まらないと決断もできない。そこは強くやっていくべき」と主張します。

堀はこの1年間、こういった議論をずっと続けていることを嘆くと、阿部さんも同意しつつも「自由主義的な国はどうしても人権や議論ができてしまう。議論できることがいいところでもあるが、それが逆に決断の時間に繋がっている。これは難しい舵取り」と悩ましげな様子。

気象予報士で防災士の久保井朝美さんは、個人情報の収集に関しては抵抗感があるようで、「(互いの)信頼関係だと思うが、どうすれば抵抗がなくなると思いますか?」と質問を投げかけます。これに阿部さんは「抵抗がなくなることはない」と明言し、「抵抗があっても政府や権力がある人が強いリーダーシップでやっていくことが1つの選択肢」と持論を述べます。

堀が野党議員に聞いたところでは、データ収集をしない、野党がそこに言及しない理由は、個人情報に関連すると語る側がマイナスでしかないから。特に今年は選挙があるだけに、「誰もそこに触れない」と言及。これに対し、阿部さんは「語ってほしいとは思うが、決断すると嫌われる。嫌われたら政治家は続けられない。政治家は難しいとも思う」と慮り、「まずは若者が主体的に、自分で『COCOA』などを活用していくべき」と話していました。

※この番組の記事一覧を見る <番組概要>番組名:堀潤モーニングFLAG放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/番組Twitter:@morning_flag