「海賊版サイト」対策…“サイトブロッキング”を法制化すべき?

TOKYO MX朝のニュース生番組「モーニングCROSS」。10月17日(水)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、弁護士の田上嘉一さんが、特定のWebサイトへの接続を遮断する“サイトブロッキング”について意見を述べました。

漫画やアニメなどの海賊版サイト対策を議論している政府の検討会議が開かれました。“サイトブロッキング”(接続遮断)を法制化するかどうかがテーマでしたが、予定していた「中間まとめ」をとりまとめられず、会議自体を無期限延期としました。

◆サイトブロッキング法制化をすべきか?
田上さんは、海賊版サイトの対策について、これまで国の会議などで続けられてきた議論を解説しました。出版社などは、海賊版サイトの存在で大きな被害を被っているとして「サイトブロッキング」に賛成してきました。これに対し、憲法で保障された「通信の秘密」を侵すことになるとして、弁護士などが反対していました。田上さん自身は「サイトブロッキングは最後の手段であるべきだ」との見解を示します。

しかし、東京弁護士会所属の山口貴士弁護士が、海外の司法手続きを使って海賊版サイトの運営者を特定したと言います。これまで海賊版サイトの運営者は特定できないと見られてきましたが、「運営者が特定できたことによって、議論の前提が崩れた」と説明。政府もサイトブロッキングの法制化へと傾きつつあったそうですが、「法制化への動きはかなり押し戻されたような状況になった」と語りました。


◆運営者を簡単に特定できるプラットフォームが必要
ファッションブランド経営者のハヤカワ五味さんは、「権利の管理や海賊版Webサイトへの対策などは、企業側がまず先手を打つべきだったのでは」と指摘します。サイトブロッキングについても、対象となるWebサイトの基準が曖昧なことなどを理由に疑問を呈しました。さらに、ファッション業界でも模倣品が出回りやすくなっている現状を紹介し、「このような問題を理解できる弁理士さんなどの専門家がより必要になってくる」と語りました。

ハヤカワさんの意見を聞いた田上さんは、「専門家の高額な費用も軽視できない。海賊版サイトの運営者を簡単に特定でき、損害賠償を請求できるようなプラットフォームを用意していくことが国際的に必要だ」と訴えました。


<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時 :毎週月〜金曜 7:00〜8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/morning_cross/


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