スコットランド・性的少数者の授業義務化…多様な「性」を考える

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。11月15日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、元財務官僚でニューヨーク州弁護士の山口真由さんが、性的少数者の“結婚”などについて意見を語りました。

イギリスのスコットランド自治政府は、性的少数者「LGBTI」の問題に関する授業を地域内の全ての公立学校に義務付ける方針を明らかにしました。スコットランド自治政府によると、こうした授業を全ての公立学校で義務付ける国・地域は世界で初めてだそうです。授業ではLGBTIの歴史、同性愛嫌悪(ホモフォビア)への対策などを教えるとしています。また、性的少数者については「LGBT」という略語が良く知られていますが、今回の「LGBTI」のIとは、男女両方の肉体的特徴を持つ人を指す“インターセクシュアル”の頭文字を付け加えたものです。

◆人同士、いろいろな結びつきを認める社会を

山口さんは、「LGBTIの人たちを否定するべきではないし、差別するのは絶対におかしい」と語ります。そのうえで、LGBTIの人たちがお互いに愛し合う権利と「同性婚」を認めるかという議論は「2つに分けて考えるべきだ」と主張しました。

山口さんによると、LGBTIの人たちの多くは、“結婚”することを人生の“ゴール”にように捉えており、「“結婚”できないのは“2級市民”みたいだ」と語る人が多いと言います。そのうえで、LGBTIの人たちが“結婚”に特別な意味を持ってしまうのはおかしいのでは、と語ります。そして次のように投げかけました。

「人同士、いろいろな結びつきがあっていい。結婚制度だけでなく、もっと多様な形で結びつきを認めるような社会にしていけないか」


◆家族にもさまざまな形がある

ライターで大学教員のマシュー・チョジックさんは、今回のスコットランド自治政府の方針について「カッコイイ」と語り、支持する考えを示しました。そして、以下のように語りました。

「アメリカも日本もスコットランドの真似をすればいい。自由を守るためにも、LGBTIへの差別をなくさないといけない」

了徳寺大学客員教授の網屋信介さんは、「スコットランドは、イギリスのなかでも閉鎖的な地域であり、差別に寛容な地域でもないと思う」と言います。そうしたことを踏まえ、今回の方針について「スコットランドはすごい」との感想を述べました。また自身も大学の授業でLGBTI問題を取り上げているそうですが、学生からの反応は良くないと語りました。

最後に、山口さんは家族の多様性にも触れ、「お父さんとお母さんがいるのが“普通の家族”とされるのはおかしい」と主張しました。そして、次のように語りました。

「同性愛の人もいれば、介護をする人とされる人で住んでいるなど、いろいろなパターンの家族がある。こういうことを小さい頃から教えたり、学べたりできる場があると良い」


<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時 :毎週月〜金曜 7:00〜8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/morning_cross/


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