今年デビュー15周年を迎えた男女5人組ユニット「AAA(トリプル・エー)」が、年内いっぱいで活動休止することになった。2月19日にデビュー15周年記念ベストアルバム&ミュージッククリップ・ベストをリリース。11月7日からグループ史上最大規模の5大ドームツアーを行う。近年はドームクラスのライブでチケットが即完売になるなど、名実ともに人気グループに成長していたにもかかわらず、なぜ活動休止という道を選んだのか?

 記念すべき年に、ファンにとっては悲しいニュースの発表となった。

 公式サイトは「2016年よりメンバー全員でグループ活動の在り方やソロ活動、そしてそれぞれの人生について幾度となく協議して参りました。メンバーそれぞれが30代を迎え、これからの活動や生き方について本音で話し合い、出した答えが『グループ活動15周年という節目である2020年をもってAAAは一旦休止し、それぞれの道を歩む』というものでした」と報告した。

 メンバーも今回の決断に至った理由や、ファンへの感謝をつづった署名入りのコメントを発表した。西島隆弘は2016年4月あたりから休止に向けた話し合いが始まったとした上で「AAAに関わるスタッフとメンバー各々が考える『AAA』へのたくさんの『思い』のバランスが取りきれなくなったことが大きな理由だと思っています」と説明した。

 AAAは10年からNHK「紅白歌合戦」に7年連続で出場。数々の音楽賞を受賞するなどの実績を残している。8人組としてスタートしたが、07年に後藤友香里、17年に伊藤千晃、そして昨年末には暴行事件(不起訴)を起こして謹慎中だったリーダーの浦田直也が脱退を発表。西島、宇野実彩子、與真司郎、末吉秀太、日高光啓の5人組となった。

 音楽関係者は「メンバーもコメントしているように、4年ほど前から活動の在り方についての話し合いは行われてきた。そんな最中に伊藤が卒業し、昨年は浦田が不祥事を起こした。結果的に浦田が自ら脱退を選んだことで、活動休止に一気に傾いた」と明かした。

 浦田はいろいろな意味で、AAAにとって大事な存在だった。

「リードボーカルとして、グループのパフォーマンスにおいて大きな役割を担っていたが、それだけではない。周知の話だが、最年長でリーダーにもかかわらず酒癖は悪く、いろいろとダラしない。ただそういう面があったからこそ、メンバーにイジられることも多く、ある種グループの風通しをよくしていた」と芸能関係者。

 ただ、さすがに笑いでは済まされない事件を起こしたことで、メンバー間でも話し合いが行われた。浦田が責任を取って脱退したことで、様々なバランスが崩れてしまったことは否めない。

 来年以降、メンバーはソロとして活動する予定だが、決して解散ではない。日高は「AAAが終わった訳ではないです。改めて今回の活動休止は、解散ではないですし、事実上の解散でもないです」と断言した。

 今年はデビュー曲から最新シングルまで全57曲を収録したベストアルバムのリリース、そしてドームツアー(5都市11公演予定)に全力投球する。末吉は「2020年、5人で精一杯駆け抜けていくので、どうか見届けてください」と誓った。

 残された時間は約1年。5人ともが全力で駆け抜けるつもりだ。