歌舞伎俳優の松本幸四郎が5日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演し、父・松本白鸚(はくおう)からの〝意外な教え〟を明かした。

 インタビュアーの林修氏が「お父さまが『コロッケさんのモノマネを見ろ』とおっしゃったんですか?」と質問すると、幸四郎は「そうですね」と回答。その理由について「父から言われていたことは『モノマネは大事だぞ』ということ。昔だったら芸は盗むとか言いますけど。結局、教えられて初めてできるんじゃなくて歌舞伎の舞台を見たりして自分で覚えていく。そういう盗る感覚は『目と耳が大事だからモノマネができるのは役者として大事だぞ』という意味」と、コロッケを参考にしていたという。
 
 林氏も白鸚氏にあいさつに伺った際に「トレーニングをされてて、すごく汗だくでも出て来てくれた。で、僕を見て『おう! 今でしょ!』ってやってくださった」と林氏の決めポーズをやってくれたという。林氏は「手の角度が、いろんな人がやってるけど大体違うんですけど、非常に正確。きっちりご覧になっている」と白鸚の観察力に感心していた。