女優の波乃久里子(78)が16日、フジテレビ系「ぽかぽか」に出演。父である十七代目中村勘三郎さん、弟の十八代目中村勘三郎さんとのエピソードを披露した。

 波乃は自身の父との思い出を振り返りながら、「もう365日あるでしょ、360日はほめっぱなし」と甘やかされて育ったことを告白。波乃が大河ドラマに出演した際には、当時のメイクや照明を担当したスタッフに父が「良く撮影してほしい」と直談判していたという。「『頼むから久里子をきれいに撮ってやってくれ』って菓子折り持ってきたんだって。なんて親バカだろうと思って」と父親の愛情を振り返った。

 一方で「弟には厳しいですよ。弟なんて、(父の)遺影見て初めて『パパってこんな目をしてたの』って言ったんです。目も見れなかったって。何なんでしょうね、あの親子って。勘三郎を継がせなきゃいけないっていう勢いなんでしょうかね」と弟とは教育方針が違ったと説明。加えて「3人姉弟ですけど妹は厳しくしつけてましたよ、お嫁さんにさせるために。3人ともしつけを変えたのはすごいと思いますよ」と、子供によってしつけ方が分かれていたことを明かし、MC陣を驚かせた。