実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(51)が16日「X」(旧ツイッター)を更新。老人ホーム入居者などの選挙権に言及した。

 堀江氏は「吉村知事の0歳児投票権議論に対して、意思が確認できないだろ!と批判する人達が同じく意思が確認できない施設入居の認知症高齢者が『何故か』投票している事に完全沈黙なのはどうして?」といった投稿を引用。

 その上で自身が2005年に衆院選に出馬した際「私も選挙出た時に老人ホーム一箇所だけ演説させてもらったけど(ほかは亀井静香さんブロック入って無理だった)、ほぼ自分の意思で投票できないであろう人が私の演説を聞いてくれていた。ああ、そういうことなのか、と察しました笑」と当時を振り返った。

 堀江氏が引用した投稿には「入居者の用紙で勝手に投票した疑い」「参院選で高齢者の投票偽造の疑い ホーム施設長ら逮捕」といった記事のスクショが貼付されており、自身の選挙時にもこうした裏の動きがあったのではないか…と見ているようだ。

 日本維新の会・共同代表で大阪府知事の吉村洋文氏が掲げている「0歳時選挙権」に対しては批判の声が出ているが、一方では認知症などで自身の意思が確認できない老人ホームの入居者の選挙権が悪用されている…という例もあるようだ。

 堀江氏は2005年9月の衆院選で旧広島6区から無所属で出馬。しかし、亀井静香氏(当時は国民新党)の選挙区で亀井氏の地盤は強力で、苦戦を強いられ落選している。