結成16年以上のコンビで争う漫才の賞レース「THE SECOND〜漫才トーナメント〜2024」が18日、フジテレビで行われ、結成19年目のガクテンソクが優勝した。

 2代目王者に輝いたガクテンソクは、ツッコミの奥田修二とボケのよじょうのコンビ。終了後、記者会見を行った。

 ――今の気持ちは

 奥田 まだ全然実感がなくて、あと2本くらいネタせなアカンくらいのテンションです。3ステージやったんで、まだ2ステージくらい待ってんじゃないか、という感覚。

 よじょう 優勝したらこんなにLINE来るんや、ってホンマなんですね。300くらい来てましたね。

 ――1本目のネタは予定と違ったとか

 奥田 金属バットが291点で勝ったんで、1本目にやるはずのネタじゃないと、勝ち上がっても金属バットに勝てないと思ったんです。ネタ合わせしなかったせいかもしれないけど、普段よりちょっと良かった。いつもよりウケました。

 ――先ほど電話していた

 奥田 僕は父親にかけて両親と話しました。母親が「近所、方々に言って回るね」と。

 よじょう 僕の両親は寝てますね。奥さんからはLINEのスタンプ1個だけ。「祝」と。

 ――誰に一番報告したい?

 よじょう いつもかわいがってもらってるダイアンの津田さん

 奥田 絶対、違うやろ! 最初は違うやろ。家族とか。

 よじょう メールもくれまして。「また祝勝会やろ」って。末尾に「100万円くれ」って。

 ――フジテレビで出たい番組は
 
 奥田 出たいというより、向上委員会どうしようかなって。家で見てるだけで汗かくんで。自分がこの立場やったらと思って。不安は「向上委員会」と「逃走中」です。多分逃げられない。42歳は足がもつれる。

 ――よじょうさんは国分寺在住だが、賞金1000万円で引っ越す?

 よじょう まだ当分、1年は居ようかな。

 奥田 濁しすぎや! 本音すぎるやろ。骨うずめますぐらいの。

 よじょう うずめると思います。

 ――大阪の劇場で切磋琢磨していたミルクボーイや霜降り明星のM−1優勝はどんな思いで見てた?

 奥田 ミルクボーイは同期で、霜降り明星は結構後輩なんですけど、M−1取ったころは「M−1出ること自体やめようかな」と思ってました。10〜15分の出番にやりがいを感じてたので、4分には戻れないと思ってたけど、ミルクボーイや霜降りの優勝を見て「いや、やるしかない」と思いました。

 ――悔しい思いは

 奥田 悔しいというより、なんで自分たちにはできないのかな、と。

 ――M−1とTHE SECONDの違いは

 よじょう M−1みたいにギスギスしてないというか(笑い)。対戦相手なんですけど「よかったなあ」「頑張ってください」と言うのが普通の状態なんで。

 奥田 M−1で準決勝行ったら、みんなに「おめでとう」と言われるけど、SECONDで32組に残っても、誰にも「おめでとう」と言われないです(笑い)。