歌手・中尾ミエと女優の池上季実子が24日、TOKYO MXの情報番組「5時に夢中!」に生出演。日本の映画やドラマの現場に苦言を呈した。

 同番組では、俳優の鈴木亮平が「日本のドラマが韓国に20年の差を開けられた」と発言したことを取り上げた。中尾は「日本はホント遅れてるよね」と指摘。池上が「ドラマも映画も。すべて」と同調すると、中尾は「貧しいもん、ロケ行ったって」と話した。

 さらに「たとえばバスにトイレも何もないみたいな。だからトイレ探すのも大変なのよ」と続けると、池上も「向こうだったらトレーラーがあって、ちゃんとメークルームとお手洗いとお風呂も付いたロケーション用のバスがあって、俳優たちはそこでくつろげる」。中尾は「そこまでぜいたくじゃなくていいけどさ、せめてトイレ…」と訴えた。

 司会のミッツ・マングローブが「作品の質が遅れてるってわけじゃないですよね?」と聞くと、池上は「それはどうかなあ?」と疑問の声。「すごいハードスケジュールで、早く撮ることしか意識がないみたいになってきちゃってるから。で、平気でギャラ値切ってくるじゃないですか? でも私たちはいい加減にはできないわけですよね? で、何か言うと『時代ですので』って」と話していた。