ヘンリー王子の回顧録「スペア」を批判したジョン・レノンの息子ショーン・レノンが殺害予告を受けていることが分かった。英紙ミラーが4日に報じた。

 ジョンとオノ・ヨーコ氏の息子である48歳のショーンは5月末、X(旧ツイッター)に「ヘンリー王子の自伝に対するボクの書評は二つの言葉だ。『勘弁して(Spare Me)』」と投稿した。ヘンリー王子の回顧録「スペア」をもじったダジャレだった。また王子を「愚か」とも批判しており、一部の王室ファンから怒りを買っていた。

 ショーンは4日に自身のXに「ヘンリーの本のタイトルをからかった後、彼は愚かだからそれは当然で、彼も私もからかわれて当然だと言ったら、殺害予告が3、4回も来た。インターネットは最高だ」と投稿。殺害予告を受けていることを明かしている。

 ショーンはXで「ヘンリー王子に共感できないことに驚いた」という人間に対して「私は一般的には彼に共感します。しかし、彼が物事について愚痴を言ったり、文句を言ったりするのは本当にやりすぎです。私はちょっと楽しんでいるだけです。彼は嘲笑に値すると思います。(私もそうだと思いますが)」と返信している。

 ショーンは動じていないようだが、父親のジョンは1980年12月に狂信的なファンに殺害されているだけに、不安を感じずにはいられない。大事に至らないことを祈るしかないが、今回の脅迫は絶対に許される行為ではない