霜降り明星(粗品=31、せいや=31)のテレビ朝日系「霜降りバラエティX」(以下、霜バラ=日曜午前3時)が23日放送され、次週30日放送で最終回を迎える。番組改編期ではない6月いっぱいでの終了で波紋を呼んだが、粗品はお笑いの〝求道者〟として知られ、自身のお笑いやスケジュールに合わなければテレビ番組のオファーを断っていた。

「霜バラ」23日放送では、粗品とせいやがこれまでの全215回の放送からもう一度みたい企画を振り返った。テレ朝関係者によると、30日放送の最終回はすでに収録済み。2019年4月にスタートした霜降りの初キー局冠番組は、5年3か月で終了する。

 バラエティー番組は通常、3月と9月に終了する。6月という中途半端な時期の終了で波紋を呼んだ。終了理由をめぐっては、粗品の番組継続の意思が薄れていったと一部で報じられた。テレ朝サイドもそう受け止めているという。

 また、粗品がユーチューバーの宮迫博之(54)とのバトルを繰り広げて不穏な雰囲気になり、「霜バラ」制作サイドやスポンサーが懸念を示したのではと指摘された。宮迫の代表番組だったテレ朝系「アメトーーク!」、粗品の「霜バラ」の双方でエグゼクティブプロデューサーを務めるテレ朝の加地倫三氏が粗品の〝暴走〟に憤慨したともいわれた。これらも終了理由の一因とされたが、ともに事実ではなかったわけだ。

 吉本関係者の話。

「霜降りはテレビ番組のオファーを断らず受けていました。それが近年、粗品さんが自身のお笑いやスケジュールに合わなかったり、ピンのユーチューブ番組にも注力したりするので、テレビ番組のオファーを断るようになった。ピンのユーチューブ番組では自分のお笑いを追求できると感じているんです」

 霜降りは18年にM―1グランプリで優勝後、ブレーク。全盛期の21年はコンビのキー局レギュラー番組は9本抱えた。そこから徐々に減ったが、ついに初の冠番組もなくなることになる。コンビの唯一のキー局レギュラー番組はフジテレビ系「新しいカギ」(土曜午後8時)だけだ。

「『新しいカギ』は番組スタッフの世代交代で若返り、粗品さんは今のスタッフたちと波長が合う。モチベーションは高いです」(同)

「新しいカギ」にレギュラー出演する霜降り、チョコレートプラネット、ハナコの3組は今年のフジ系「27時間テレビ」(7月20〜21日放送)で総合司会に初めて抜てきされた。

 粗品にとっては宮迫とのバトルの炎上、「霜バラ」の終了も想定内であるよう。満を持して「27時間テレビ」の大役に挑む。