〝最後の1期生〟としてAKB48で15年間活動してきた峯岸みなみ(28)が、22日の卒業コンサートを前にインタビューに応じた。2013年の〝丸刈り騒動〟でアイドル史に強烈な印象を残した峯岸は、当時のつらい心境を明かしつつも「AKB48に入れて幸せ者だった」。また〝イケメン好き〟を認めつつも卒業後は「心がイケメンな人を引き当てたい」。さらに騒動をイジり倒してきた東スポへの思いを明かすとともに「これからもAKB48をよろしくお願いします」と頭を下げた。


 13年の恋愛スキャンダルに対し、丸刈り姿で謝罪。ユーチューブに流した衝撃的な映像は世界中で報じられ、大騒動となった。これにより1期生ながら研究生に降格となり、若手と一緒に汗を流したことも。結局は〝最後の1期生〟として5000日以上在籍した。

「あそこで辞めなかったからこそ、卒業のタイミングにこだわれた。あんなことがあっても辞めなかったんだから、中途半端な気持ちで逃げるように辞めちゃいけないと。それでも受け入れてくれるファンの方がいる。それを経験した分、本当に卒業する時は納得のいく形で、と思った。『あれよりつらいこと、ないだろ』と、ここまで頑張れたのはあるかな」

 研究生時代、本紙は13年6月に日本武道館で開催された「AKB48グループに所属する研究生のコンサート」のパンフレット制作を担当。そこには峯岸が加トちゃんのカツラを被り、「加トちゃん、ぺ」のポーズをとる写真が載っている。

 今思えば酷なことをさせたが、騒動をイジられてきたことについて「多分イラっとしてたはずです(笑い)。だけど、その時はそんなことも言っちゃいけないと思っている禊(みそぎ)の期間だったので…」。

 さらに「でも『イラっとしました』と言えるぐらい、時間が経って取材してもらえて。これも続けてきたからこそ。東スポさんと雪解けができてよかった」と笑い、本紙の謝罪に怒りのポーズ写真も決めた。

 その後〝丸刈り騒動〟を超えるスキャンダルはない。

「卒業で恋愛解禁ですね」と振ると、峯岸は「占いとか霊視とか好きなんですけど、『本当に見る目がない』と言われるんですよ。自分で選べないので、メンバーにおススメの人を1人ずつ紹介してもらいます」。

〝好きな男性のタイプ〟については「ご存じの通り、イケメンがすごい好きなんですけど(苦笑)。でも、こういう年齢にも差しかかってますから、顔だけで選ぶようなことはしちゃいけないんだなということはすごく分かってます。タイプを聞かれればイケメンですけど、一緒になる人はきっとそういうことじゃない。〝心がイケメン〟な人をちゃんと引き当てたいなと思います」。記者に「応援してください」と真剣に訴えた。

 心苦しく思いつつ、8年経った今でも騒動をイジってしまったが「アイドルをやってよかった?」と聞くと、「アイドルをやってよかったな、と思えるところまでいきましたね」と断言。「そう思えるまで辞めてやるか、っていう気持ちも多分あったというか。卒業が目前となったタイミングで『AKB48に入れてすごく幸せ者だったな』と思えている。15年続けてやっとちょっとプラスになったのかな。とても健やかな気持ちです」と笑顔を見せた。

 普段は後輩の相談に乗るなど信頼も厚い。「これからアイドルを目指す子に伝えたいこと」の問いには、「誰もがアイドルになれる時代だからこそ、いっぱい苦労している人も大変な目に遭ってる子もいる。今からアイドルを目指す子は、アイドルという肩書きを利用しようとする悪い人たちに引っかからないでほしいな、と思います」とし、「これからもAKB48をよろしくお願いします」と頭を下げた。

 最後に「卒業コンサート前、スキャンダルは大丈夫?」と聞くと、「はい、祈っててください」と笑みを浮かべた。


 ☆みねぎし・みなみ 1992年11月15日生まれ、東京都出身。2005年にAKB48に加入。1期生の高橋みなみ、前田敦子、小嶋陽菜らが卒業するなか、センターの経験こそないがバラエティー番組などで存在感を発揮。13年の〝恋愛スキャンダル〟による丸刈り謝罪が世間に衝撃を与えた。研究生に降格したが、若手メンバーと一緒に汗を流し、信頼を回復。約7か月後に正規メンバーに復帰し、チーム4キャプテンも務めた。