【東レ・パンパシ】大坂 地元大阪で父と原点回帰

【東レ・パンパシ】大坂 地元大阪で父と原点回帰

 18日の女子テニス国際大会「東レ・パンパシフィック・オープン」(大阪・ITC靱テニスセンター)のシングルス2回戦で、世界ランキング4位で第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)が同181位ビクトリア・トモバ(24=ブルガリア)を7―5、6―3で撃破。格下相手にやや苦戦したが、生まれ故郷で凱旋勝利を飾り、準々決勝(20日)に駒を進めた。

 初の大阪開催となった今大会はいろいろな意味で特別だった。会場は生家から程近く、3歳のころに父のレオナルド・フランソワさんと練習を行った思い出の地だ。大会前、大坂は約半年間コーチを務めたジャーメーン・ジェンキンス氏(34)との契約解消を発表。代わりにフランソワさんがコーチを務めることになり、“原点の地”で親子再出発となった。

 試合後、大坂は「オオサカでオオサカが勝つのはいいこと」と笑顔で語り、フランソワさんについて「父はもともと私のコーチだった。私がテニス選手として人間として成長していくところを見てくれ、一番よく知ってくれている最愛の人。最高の利点です」と“原点回帰”を素直に喜んだ。

 昨年大会は、全米オープンで4大大会初制覇した直後とあって会場のアリーナ立川立飛(東京・立川市)は超満員。しかしこの日は空席が目立ち、当日券も売れ残った。大会関係者は「平日とはいえ寂しいです」と意外な現象に驚いたが、これはあくまで昨年のフィーバーが異常だったから。実際、大坂は「去年は試合中のフラッシュがすごかったけど、今日は気にならなかった」と話す。「一度、リセットしたかった」という大坂の願望を考えると、本人も周囲も「原点」に戻ったことは何よりだろう。


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