【レスリング世界選手権】女子に異常事態 金メダルは1個だけ

【カザフスタン・ヌルスルタン19日発】異常事態発生だ。レスリングの世界選手権6日目、57キロ級で金メダルを獲得した川井梨紗子(24=ジャパンビバレッジ)の妹、友香子(22=至学館大)が62キロ級3回戦で敗れた。68キロ級もリオ五輪69キロ級金メダルの土性沙羅(24=東新住建)が3回戦で黒星を喫し、ともに20日の敗者復活戦に回った。これで日本女子は、今大会の金メダルがわずか1個となることが確定。2020年東京五輪へ、立て直しが急務となった。


 大会期間中に「君が代」が何度も流れることが当たり前だった日本女子が壁にぶち当たった。五輪階級に限ると、19日時点で川井梨の金、53キロ級の向田真優(22=至学館大)と76キロ級の皆川博恵(32=クリナップ)の銀メダルが確定。62キロ級の川井友、68キロ級の土性は20日の敗者復活戦次第で、最高で銅となる。50キロ級では五輪出場枠獲得すら逃した。大会前、五輪を含む世界16連覇の吉田沙保里(36)が「今年は五輪出場枠がかかるので人数も増え、どんどんレベルも上がって厳しい戦いになる」と予測していたが、現実を突きつけられた格好だ。

 日本女子は過去、五輪のたびに「次は海外勢に追いつかれるかも」とささやかれながらもアテネ、北京、ロンドン、リオと金メダルを量産してきた。自国開催の東京でその日が来てしまうのか…。女子の笹山秀雄監督(51)は「最終日、最低限メダルと国別出場枠は取りたい」と話した上で、苦戦の原因について「海外勢はビデオ研究を日本以上にやっているんじゃないかと思った。日本人のタックルを封じるような動きで、すごく切っているのもわかった」。今まで以上に徹底研究されていることを実感したという。選手の技術レベルが向上し、ビデオ研究がより試合に生かされているようだ。

「日本も実戦的にビデオ研究をして実戦練習をしないと、ただ(ビデオを)見るだけでは追いかけられるほうとしてはなかなか厳しい。今度は追いかける立場。反省を生かして東京五輪で一番いい状態で臨みたい。東京の前に分かって良かった」(笹山監督)

 残り1年を切ったが、苦い経験を糧にして東京五輪で花を咲かせるしかない。


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