【旭堂南鷹の競馬講談したい馬】日曜阪神11R神戸新聞杯のサートゥルナーリア 距離不安の疑問に角居調教師「大丈夫だと思います」

【旭堂南鷹の競馬講談したい馬】日曜阪神11R神戸新聞杯のサートゥルナーリア 距離不安の疑問に角居調教師「大丈夫だと思います」

【旭堂南鷹の競馬講談したい馬】キセキが負けた。

 15日に行われたフォワ賞で、日本同様の軽快な逃走を見せたが、欧州屈指の実力馬ヴァルトガイストに、あっさりと捕らえられた。

 翌日、競馬場へ行く途中の電車内でも、場内で放映されたVTRを見ても、多くの日本競馬ファンが意気消沈していた。

 しかし、僕の見解は違う。角居厩舎の歴史をひもとけば、何頭かいる海外の大レースの勝ち馬をみると、現地で前哨戦を使ったのはメルボルンC優勝馬デルタブルースのみ。このときはコーフィールドCを3着に負けてからの臨戦だった。ちなみに同じ年のメルボルンCで2着だったポップロックはコーフィールドC・7着からの巻き返し。

 国内に目を移しても、日本ダービーを2勝しているが、ウオッカは桜花賞2着、ロジャーバローズは京都新聞杯2着からの栄冠だった。ジャパンCの2勝も、ウオッカは天皇賞・秋3着、エピファネイアが同レース6着とやはり敗戦を喫している。

 もちろん、連勝するにこしたことはないが、最大の目標を射止めるからこそ、角居厩舎は超一流なのだ。だから、キセキの3着に気落ちする必要はまったくない。

 それにしても、さすがスミヨンだと、スタート直後にうなった。ここ数走、モッサリとゲートを出ていた。正直、有馬記念と宝塚記念で、あのスタートを切れていたのなら勝っていたのではないだろうか。角居勝彦も、ゲートの出脚は「たぶん、直らない」と言っていた。文字にすれば、悲観的に聞こえるが、これは「あえて直さない」というニュアンスだった。だから「逃げることはない」と角居も踏んでいた。

 ところが、スミヨンの技術が、キセキの癖と角居の想像を超えた。それが、想定外の逃げとなってしまった要因だ。

 道中、スミヨンは長身をかがめながら乗っている。そのあたりの詳しい話は、直前に現地フランスから、角居先生のインタビューとしてお届けします。

 角居厩舎といえば、今週は何といっても神戸新聞杯のサートゥルナーリアに注目がいく。日本ダービーの敗因(4着)はいろいろと言われているが、僕はダミアン・レーンが、日本ダービーの空気にのまれたと解釈している。11万超の大歓声に舞い上がるのは無理もない。レーンも人の子だ。その戸惑いが手綱を通してサートゥルに伝心した。それが発走前の興奮を呼んだ。とはいえ、最後に一度かわしたヴェロックスに差し返された姿は気にはなる。

「距離?」

 と、疑問が湧かないでもないし、もちろん、多くのファンが知りたいところだ。

「大丈夫だと思います」

 その疑問を角居に投げかけたところ、間髪を入れずにこともなげに言った。

 何を疑うことがあろうか。世界の角居の言葉だ。距離を案じるのはやぼというものだ。ここはどんな勝ち方を見せてくれるかに心を躍らそう。

【プロフィル】きょくどう・なんおう 講談師。マイケル・ジャクソンの自伝を読んで講談師の道を決意。演目は競馬、MJの他に「五代友厚」をシリーズ化。毎週日曜7時〜ラジオ関西「南鷹の今昔なにわ物語」出演中。夢はグラミー賞朗読部門。


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