F1のRBに所属する角田裕毅(23)が、同僚で解雇危機に陥っているダニエル・リカルド(34)と比べて自身が技術的に優れている点を語った。

 中国グランプリ(GP、20日=スプリント、21日=決勝)に向けて、順調に調整する角田。現地の取材対応の様子を英メディア「モータースポーツウィーク」が伝えた。

「リカルドよりも速いタイムをどのように生み出しているのか?」と質問された角田。同僚と比べて勝っている点を自ら口にするというのはなんとも答えづらい質問だが、角田は率直に語った。

 まず「彼はおそらく私が過去3年間経験したことを踏まえて、おそらくこの車の特性を速くする方法を知っていると思う。彼は運転がとても上手だ。もちろん、彼の特徴も昨年とは少し変わっているので、私にとっては簡単ではない」とリカルドの実力を高く評価した角田。その上で、自身との比較をこう説明した。

「ドライビング面では、僕らは似ていると言えるかもしれないが、おそらく僕の強みはブレーキングだ。これまでのドライバーでも、僕のようなブレーキングができるドライバーはあまりいないので、僕はかなり自信を持っている」と自身の最大の武器を力説した。

「ブレーキングは僕の強みであり、少なくともこのブレーキングでパフォーマンスを最大化することができると思っている」と重ねて強調。中国GPでも角田の武器が発揮されるか楽しみだ。