元K―1ファイターの〝ナマズ男〟芦澤竜誠(28)と〝世界の田中〟こと皇治(34)による代理戦争は、痛み分けに終わった。

 2人は19日に都内で行われた、インターネットテレビ「ABEMA(アベマ)」のオリジナル格闘ドキュメンタリー番組「格闘代理戦争―THE MAX―」のスペシャルマッチで監督として対戦。芦澤の選んだ田端魂と脇田仁が、皇治の推薦を受けたガブリエル・クサノ、雄貴とそれぞれ対戦した。

 1試合目はクサノが得意の寝技を生かし、田端を序盤から圧倒。1ラウンド(R)1分3秒、リアネイキッドチョーク(RNC)で一本勝ちを収めた。つづく2試合目では脇田が前評判通りの力を発揮し、雄貴に1R1分41秒でこちらもRNCによる一本勝ち。1勝1敗の五分となった。

 芦澤は試合後「(脇田)仁、やばいっしょ」と笑顔を見せつつ、MMAでの再戦が期待される皇治について聞かれると「楽しみに待ってろよこの野郎! あいつとはマジでレベルが違う。あいつは金持ちのなんかいい車に乗っているおっちゃんでしょ。俺は格闘家だから」とぴしゃり。

 これを受けた皇治も「こいつのおかげでいろんなことを思い出した。またビクビクさせてやろうと思いますよ」と宣戦布告した。