ドジャース大谷翔平(29)は27日(日本時間28日)のブルージェイズ戦(ロジャースセンター)で5打数1安打、1打点、打率3割4分7厘とした。

 花巻東の先輩の菊池雄星投手(32)と今季初対戦し、2回に二死一、三塁から158キロのストレートを快音とともに〝超高速〟打球を右翼前に弾き返した。打球速度は自己最速の約192キロ。あまりの鋭さに試合後のロバーツ監督も「火を噴くような…驚くほど素晴らしい。低めを見送ってストライクゾーンを見極め、打つ球を打っている。今のようにやっていけばいいことが起こる」と目を細めた。

 一方の菊池は「(ド軍は)抜け目のない打線で点の取り方を知っている。ボール自体は良かったし、いいバトルができたと思う。(大谷に許した適時打は)腕を思い切り振った球だったが、投げた瞬間に打球がライト前にいった」と悔しさをにじませた。この日は3打数1安打の結果だったが、4回の第3打席ではカーブで三振を奪い、緩急をつけた投球術で先輩の意地を見せた。