大相撲春巡業が28日、埼玉・深谷市総合体育館で行われ、大関豊昇龍(24=立浪)が朝稽古で大関琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)と11番取り、4勝7敗だった。

 先月31日(三重・伊勢神宮)で始まった春巡業は、この日が最終日。豊昇龍は「2人で話をして『最後だからやるか』となった。時間は短かったけど、最後にいい稽古ができた」と手応えを口にした。

 巡業初日は体調不良で取組を外れたが、その後は回復し、朝稽古にも積極的に参加。2週間後に迫った夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)に向けて「体調を崩している人が多かったし、自分も崩したけど、治してやってこれた。番付発表まですぐだし、夏場所に向けてしっかりやっていきたい」と気を引き締めた。