陸上の世界リレー(5日=日本時間6日、バハマ・ナッソー)で男子日本勢は、メダルにあと一歩届かなかった。

 400メートルリレー決勝は、予選で激走したエースのサニブラウン・ハキーム(東レ)に代わって初代表の山本匠真(広島大)が1走を任された。2走以降は予選と同様に柳田大輝(東洋大)、上山紘輝(住友電工)、三輪颯太(慶大)の順でバトンをつなぎ、38秒45の5番手でフィニッシュ。その後イタリアが失格となり、最終順位は4位となった。

 大学生が3選手と若手主体の中で粘り強い走りを見せたが、銅メダルのフランスには0秒01届かなかった。柳田は「あと100分の1秒速く走っていればメダルだったので、もったいないが、まだまだ修正するところが残っている。パリに向けて修正できるところはしていきたい」と反省点を口にし、三輪は「すごい悔しい思いをした。日本代表の借りは日本代表でしか返せない。パリで代表に選ばれて、この悔しさを晴らしたい」と巻き返しを誓った。

 佐藤拳太郎(富士通)、佐藤風雅(ミズノ)、中島佑気ジョセフ(富士通)、川端魁人(中京大クラブ)の走順で臨んだ1600メートルリレー決勝は、3分1秒20で4位。銅メダルのベルギーとは0秒04差だった。

 すでに両種目でパリ五輪切符は奪取済み。花の都でリベンジなるか。