新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」16日群馬大会のBブロック公式戦で、石森太二(41)がロビー・イーグルスを下し開幕3連勝を飾った。

 かつてのタッグパートナー同士による公式戦。互いの手の内を知り尽くす両雄による、一進一退の攻防が続いた。

 ロビーをむき出しのコーナーに激突させてBone Lockに捕獲した石森だったが、ギブアップを奪うことはできない。それでも最後はロン・ミラー・スペシャルを切り返し、ブラディークロスをさく裂させて3カウントを奪ってみせた。

 無傷の3連勝となった石森はKUSHIDAと並んでBブロック首位タイに試合後のリング上では「どうせお前ら、ロビーに勝ってほしいとか、あの人が優勝してほしいとか思ってんだろ? 残念だったな。もう予想なんてしなくていいぞ。悪いな、俺がいる。あいにくテッペン以外興味がないんでね。誰にもこの位置は渡さねえぞ。お前ら、まだまだ興奮したいだろ? シビれたいだろ。この後もよーく見とけよ? 俺だけをな」と不敵に宣言。「全ては巡り合わせ。自然とこうなる運命なんだよ。いつだって俺に必要なものを与えてくれてる。お前ら分かるか? すべては神の恵み。そう、グレイスだ」とマイクアピールした。

 次戦(18日、八王子)ではフランシスコ・アキラと対戦する。「今日がオーストラリアンで、次はイタリアンか。解説席にいるアイツ(ミラノコレクションA.T)とは違うな。いいぜ、世界制覇してやるよ、このBOSJで」。誰もが認めるジュニアの実力者が、初優勝へ一気に突き進む。