バレーボール男子日本代表の高橋藍(モンツァ)は、ネーションズリーグ(NL)で激闘を繰り広げる女子日本代表にパワーをもらったようだ。

 女子日本代表は初戦で強豪・トルコに3―2で勝利すると、ブルガリアにも3―0で快勝。今大会でパリ五輪切符の獲得を目指す上で、最高のスタートを切った。17日の取材では「女子は特に五輪がかかってる試合だと思うので、自分自身も注目して見ている」と明かし「やっぱりトルコのホームというところでも、あれだけのパフォーマンスや、そこに勝つというところで、自分自身もすごく刺激を受けた」と振り返った。

 すでにパリ五輪出場を決めている男子日本代表は、金メダルを手にした1972年ミュンヘン五輪以来となるメダルが期待される。高橋は「女子がこういう結果を出すと、自分たちも刺激されて、背中を押されるので、自分も頑張らなきゃいけないなと思う」と決意を新たにした。

 この日は母校・日体大(東京・世田谷区)で行われた学位記および理事長賞授与式に参加。同大の石井隆憲学長から「今後は日本を背負うような選手になってほしい。ケガのないようにパリ五輪を頑張ってもらえたら」とエールを受けた高橋は「4年間で経験したことをいろんなことにつなげたい。この経験を社会の貢献、バレーボール、スポーツの普及につなげていきたい」と意気込んだ。