バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(ペルージャ)が〝世界最高峰リーグ〟にこだわる理由を明かした。

 イタリア1部セリエAで9季過ごした石川は、来季からセリエAの強豪・ペルージャでのプレーを決断。17日に都内で行われた移籍会見では「ペルージャは昨シーズンは全てのタイトルを獲得している。僕自身も来季は優勝のみを目指して戦う。チャンピオンズリーグの出場権も獲得しているので、僕自身も初めてのチャンピオンズリーグになるが、関係なく優勝を目指して戦っていきたい」と決意を述べた。

 今秋発足する日本の新リーグ・SVリーグには、海外のトップ選手も参戦予定。国内チームからのオファーもあったというが「僕の1つの目標であるイタリアのリーグで優勝してMVPを獲得したいと考えた時に、そこを貫き通したい思いがあって決断した」と振り返った上で「イタリアでプレーしていて、海外のトップ選手たちと練習だったりをするのがやはり楽しい。僕の根本にあるバレーボールが好き、楽しみたいという思いは、イタリアのセリエAが一番体現できるのかなと思った」と語った。

 石川が背負う背番号「14番」はアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)が着用していた。「僕が14番をつけることに対して応援してくれる方もいれば、彼の番号を僕がつけるのに納得いってないサポーターの方もいるとは思う。その方たちを納得させられるようなプレーを僕はするべきだと思っている」。名門での重圧も力に変え、頂点への道を突き進む覚悟だ。