ドジャース・大谷翔平(29)の故郷である岩手県奥州市に公式マスコット「おうしゅうたろう」が誕生し、大谷に続く奥州名物になるかと、注目されている。

 大谷の雄姿とは似ても似つかぬゆるキャラで、頭に「O」の文字をつけ、お腹に赤い前掛け、太いまゆげと眠たそうな顔…手には南部鉄瓶を持っている。南部鉄瓶は奥州の特産品で先ごろ大谷がインスタグラムで紹介し、地元の工房に注文が殺到する人気となった。デザインの中にはバットとボールを持った〝二刀流〟もあり、市役所側は「大谷さんに負けない人気者になってほしいです。大谷さんがSNSで上げてくれたら最高です!」と期待を寄せた。

「奥州に住み着いた宇宙人」との設定で市役所の若手職員が発案し、奥州出身の漫画家の吉田戦車がデザイン。名前は小中学生からの公募で決まり、今後は町のPRに活躍することになる。出で立ちやストーリーなどまだ謎が多いが、すでにSNSでは「大谷選手が活躍すれば露出も増えますね」「ノスタルジックでかわいい」と好評だ。

 奥州市では「大谷翔平ふるさと応援団」が結成され、市内にグッズの展示スペースを設けるなど応援にも熱が入るが、果たして大谷に迫る人気者となるかどうか…。