バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(ペルージャ)は、世界最高峰のチームで自身の実力を証明する覚悟だ。

 14日に今季4冠を達成したイタリア1部セリエAの名門・ペルージャへの移籍を明かし、17日には都内で移籍会見を実施。「僕の目標である世界一のプレーヤーになれるチャンスが来季は目の前にある状態。そこを勝ち取って優勝して、世界一に少しでも近づけるようなシーズンにしたい」と展望を語った。

 強豪からのオファーを受けた理由は「オールラウンダーで何でもできるところは一つ評価された」と自己分析。「トップチームは身長、パワーがある選手が多い。身長はトップチームの中では一番低い方だと思う」としながらも「ディフェンスだったり、テクニックだったり、そういったところを生かして点数を取っていきたい」と力を込めた。

 世界一の選手を見据えるにあたり「チームを優勝させることが絶対条件。その中でMVPを取ることが一つ世界一になったと言える条件かなと。イタリアリーグ、今回に関しては、チャンピオンズリーグに出る権利を持っている。やっぱり評価とかいろんな数字もあるけど(頂点を)勝ち取ってから言える権利がやっと出てくると思う」ときっぱり。日本のエースには世界の頂がはっきりと見えている。