スペイン1部バルセロナのシャビ監督が、一転して続投しない見通しとなった。スペイン紙「スポルト」が報じた。

 バルセロナは1月にシャビ監督が今季限りで退任する発表したが、4月になって決定を撤回。来季も続投することになった。ところが、またも状況が変わった。同紙によると、指揮官の発言が、ジョアン・ラポルタ会長の怒りを買ってしまったという。

 シャビ監督は16日のアルメリア戦前の会見で「スペインのレアル・マドリードや欧州トップクラスのクラブと競争することは、特に経済レベルで非常に困難な状況であることを理解する必要がある。25年前、監督が来て『これとこれが欲しい』と言っていたのに比べれば、今はそんなことはない」と語っていた。

 バルセロナが財政難なのは知られたところだが、指揮官が〝もはやビッグクラブレベルにない〟といった主旨で、はっきりコメントしたことに問題があったようだ。

 スペイン紙「アス」は、後任候補としてBチームを率いるラファエル・マルケス監督や元ドイツ代表監督のハンジ・フリック氏の名前を報じた。