男子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」2日目(17日=日本時間18日、ケンタッキー州ルイビルのバルハラGC=パー71)、日没サスペンデッドとなり、47位から出た松山英樹(32=LEXUS)は7バーディー、1ボギーと65のラウンドで首位と5打差の通算7アンダー、暫定11位に急浮上した。

 会場の周辺で交通死亡事故が起きた影響でスタート時間が大幅に遅れる中、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が警察の指示に従わなかったとして一時拘束されるなど、試合前から物々しいムード。そんな中、松山が猛チャージを見せた。3番パー3で約3メートルを沈めてバーディーとすると、前半に3つ伸ばし、後半も10番パー5でグリーン外からチップイン。最終18番パー5でバーディーフィニッシュした。

 松山のパフォーマンスについてSNSやネット上では「体調万全ではないのにすごい」「途中棄権もあるかと心配しながらの応援でした」「猛チャージにしびれた」「首位も射程圏内」「過去のデータ通り2日目に伸ばしてきた」「ムービングサタデーに期待」「一気に優勝争い」「メジャー2勝目も狙える」との意見が書き込まれていた。

 背中痛の不安はあるものの、快進撃で優勝を狙える位置に浮上した松山がメジャー2勝目、ツアー通算10勝目に挑む。