巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ(43)が3―4で敗れた18日の広島戦(マツダ)後、投手陣を総括した。

 この日の先発は体調不良により登録を抹消された菅野に代わり急きょマウンドを託された赤星。1日のヤクルト戦(東京ドーム)以来となる久々の先発となったが、2点リードで迎えた4回に羽月に適時打を浴びてまずは1点を返されると、5回には小園に走者一掃の2点適時打を放たれ逆転を許した。

 これで開幕から4連続となる4敗目を喫した赤星は「先制してくれたのにリードを守り切れなくて悔しいです」と猛省。

 杉内コーチも「まあ、もうひと踏ん張り。あそこ(5回)で踏ん張っておけばもしかしたら赤星に勝ち星が付いている可能性もあるからね。でも、安打を打たれるということは四球と違って反省ができるから。次の登板に向けてしっかり反省してもらいたいなと思います」と課題を指摘。

 続けて「本人も抑えようと思って必死に投げているから。結果論になっちゃうからさ、どうしても。あそこを乗り切ってもらいたいなと思います」と右腕の心情も察した。

 赤星の次週の先発登板予定については未定。なかなか勝ち星が付かない右腕なだけに、より粘り強い投球をできるかが今後のカギとなりそうだ。