大相撲夏場所7日目(18日、東京・両国国技館)、新小結大の里(23=二所ノ関)が幕内熱海富士(21=伊勢ヶ浜)を下手出し投げで6勝目(1敗)。取組後に大の里は「立ち合いは完全に相手のペースで、勝ちを拾った相撲だった」と振り返った。

 大の里は日体大時代の2年連続アマ横綱の実績を引っ提げて入門。熱海富士は、地元・静岡の飛龍高校から角界入り。期待のホープ同士の一番は、初顔合わせだった。大の里は「15日間長いので、今はそこは考えてなかったけど、(熱海富士は)年下だけど先に関取になっていた。幕内で取れて良かったです」と笑顔を浮かべた。

 この日、全勝だった幕内宇良(木瀬)が敗れ、同じく1敗の幕内大栄翔(追手風)、宇良など5人で星が並んでいる。大の里は「(優勝争いは)何も気にしていない。15日間取り切るのが大事なので。まだ7日目なので、まだまだ長い。また明日集中して頑張ります」と気を引き締めた。