NPB史上最多となる3度の3冠王に輝き、中日監督としてリーグ優勝4回、日本一1回に導いた落合博満氏(70)が19日、TBS系「サンデーモーニング」に生出演。ドジャースの大谷翔平投手(29)が今季3冠王を獲得する可能性について言及した。

 番組では大谷が17日(日本時間18日)の本拠地でのレッズ戦で13号2ランを放ち、打率とともに本塁王争いでナ・リーグ単独トップに浮上したことを紹介。司会の膳場貴子アナウンサーから好調の要因を聞かれると、落合氏は「センター方向に打球が飛んでいるってことなんだろうと思います。無理して引っ張り込みにいかないということなんだろうと思うんでね。それが野球の基本ですから、基本に忠実に打っている」と解説した。

 3冠王の可能性についても問われると「あるけども、まだ話題にするには早すぎるでしょ」とキッパリ。打点はトップのオズナ(ブレーブス)に9差の32打点と離されており「2番を打ってる以上は、そんなに打点を稼げる打順ではありませんからね。一番そこがネックになってくるんだろうと思います」と分析した。