広島は19日の巨人戦(マツダ)を9―3で快勝し、3連勝をマーク。前日に続き、4年目左腕・森浦大輔投手(25)の好救援が光った。

 先発・アドゥワ誠投手(25)が5点リードの6回に無死一、二塁をピンチを招いて降板。2番手として登板した森浦は、巨人の坂本、萩尾、山瀬の右打者3人から3者連続三振を奪う完璧な火消しを披露。試合後の新井貴浩監督(47)も「カッコ良かったですねぇ。本当に素晴らしいピッチング」と大絶賛した。

 全14球で奪った3三振は、全てチェンジアップで空振りで仕留めた。本人は「(チェンジアップは)調子が良かったので、たまたま、それで多くなりました」と、ボール判定だった球以外に坂本3球、萩尾2球、山瀬2球と、スイングされたチェンジアップは1球もバットにすら当てさせない〝無双〟ぶり。「体もよく動くので、いい感じできています」と振り返った左腕の必殺球は当面、敵打者にとっては脅威となりそうだ。