ノアの拳王(39)が、団体を運営する「サイバーファイト」の人事に物申した。

 先日は長らく対角に立ってきたGHCヘビー級王者・清宮海斗と共闘し、新ユニット「オール・レべリオン」を立ち上げた。「反乱」「謀反」を意味するレべリオンを旗印に「俺と清宮が組んでいる時点でノアのトップのユニットだという確信は持てるので、目指すはそれ以上、日本一だ。日本を見渡せば腐ってもロス・インゴ(ベルナブレス・デ・ハポン)が1位だと思うから、そこを超えるっていうのがまず最初の目標だな」と豪語する。

 だが、船出は順調ではなかった。21日後楽園大会メインでアレハンドロとクリストバルを加えたメンバー4人が初めてそろい踏みするも敗北。さらに拳王は、825人(主催者発表)と会場に空席が目立ったことをあえて強調し「そこに危機感を持っているのは俺と…、あとは清宮海斗も持ち始めたところだ。だけど取締役とかの人事を見れば、会社が危機感を持ってないのは分かるだろ。まあ、このような現状で活動を始めるのもレべリオンしがいがあるってことだな」と持ち前の反骨心をむき出しにした。

 ちなみに拳王のいう「人事」とは、サイバーファイトの新たな代表取締役社長に岡本保朗氏が就任し、前社長のDDT・高木三四郎が副社長となったことだ。拳王は「本当に業績がいいなら、社長が代わるはずがない。つまり業績が悪いから代わるんだろ? それなのに、アイツ(高木)が副社長のポジションに残っている意味が分からないぞ!」と声を荒らげる。

 さらに「アイツがいる時点で、この会社の未来をレべリオンできる可能性はゼロに等しい。だからリング上から革命を起こし、アイツを失脚させて俺が副社長になってやる」とぶち上げた。

 プロレス界の勢力図をどこまでレべリオンできるか注目だ。