F1のRBに所属する角田裕毅(24)の相次ぐ快走を受け、ローラン・メキース代表(47)が才能の〝覚醒〟を断言した。

 19日のエミリアロマーニャ・グランプリ(GP)決勝で10位入賞を果たした角田。上位5チームとマシン性能に開きがある中で、今季はすでに2度7位に食い込み、直近5戦で5度の入賞(スプリント含む)と強烈な存在感を発揮している。

 角田の急上昇ぶりを間近で実感しているのが、指揮を執るメキース代表だ。F1公式サイトに登場した指揮官は「ユウキの場合、私が言えるのは、彼は間違いなくさらに天性のスピードを見つけ出したということだ」と才能の開花を指摘した。

「重要なのは、エンジンを理解することだけではない。彼はスピードを見つけたんだ。彼の理解のおかげで、彼はより速く進むことができているんだよ」と角田が超一流へと飛躍する〝何か〟をつかんだと強調した。

 それは技術面だけでなく精神面でもうかがえるという。「車の外で、彼はエンジニアとの関わり方など、成熟度において大きな進歩を遂げている。それは無線での会話にも反映されている」と太鼓判を押した。

 次戦は伝統のモナコGP(26日決勝)。角田が世界を驚かせるか。