トロントの複数の地元メディアは21日(日本時間22日)、試合観戦中にファウルボールを受けた少女ファンにブルージェイズが観戦チケットとサインボールを贈呈したと報じた。

 地元局「トロントCTV」によれば、17日にレイズ戦(ロジャース・センター)を観戦したリズ・マクガイアさんの顔面をボー・ビシェット内野手の時速110マイル(約176キロ)のファウルが直撃したという。
 
 球場での治療後も観戦を続行したマクガイアさんは大きなたんこぶができた自身の画像などをXに投稿。「ヘイ、ブルージェイス。ボー・ビシェット選手の110マイルのファウルボールで顔がつぶれました。ボールも取れなかった。でも試合終了までいましたよ。何か見返りはあります?」とコメントを載せた。

 大きなたんこぶの衝撃もありこの投稿は1300万ビューと大きな反響を呼んだ。トレーディングカード会社「Topps」も反応。同社はマクガイアさんの経験を不朽のカードにしたと発表した。

 球団はマクガイアさんに、チケットとサイン入りのボー・ビシェットの野球ボールをプレゼントすることを発表。さらに再発防止のためロジャース・センターの防護ネットも拡張する。広報担当者は「ファンの安全は最優先事項であり、ブルージェイズは球場にいるすべてのファンに安全な環境を確保するために数多くの予防策を講じている」と表明した。