現役ドラフトで今季からソフトバンクに加入した長谷川威展投手(24)が快投を続けている。22日の楽天戦(京セラ)では9回に3番手として登板し0点で試合を締め、開幕から8試合連続無失点を記録。3年目左腕は間違いなく首位をひた走るチームの一端を担っている。

 昨年まで左のワンポイントとして救援陣を支え続けた嘉弥真が抜け、モイネロも先発転向となった今季。左のリリーバーが手薄になりそうな状況で、長谷川が台頭してきたことはチームにとって大きい。本紙評論家・加藤伸一氏も「ここまでやるとは思わなかった」と驚きを見せながらも「投球の内容がいい。チームでいい役目を果たしている」と若き左腕を評した。

 さらに加藤氏は長谷川のスケールは決して「左のワンポイント」に収まらないと言う。変則左腕の課題とも言える右打者との対戦成績は11打数無安打。1本もヒットを許していない。

「右打者にもしっかりとした投球ができている。試合を見ていても(右打者が)打ちにくそうにしている。出どころの見にくいフォームで右もタイミングを取りづらいのではないか」と解説する加藤氏は「右、左関係なく登板して実績を積んでいってほしい」と期待を寄せた。

 ここまで全て救援登板ながらチーム3位タイの3勝を挙げている長谷川。3勝目を手にした18日の西武戦(みずほペイペイ)では自身初のお立ち台で「最多勝を狙っていきたい」と語るなど勢いも十分だ。現役ドラフトで加入した「期待の若手」が「チーム屈指のリリーフ左腕」になる日もそう遠くはないかもしれない。