女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「大江戸隊」が、決戦前最後の猛デモを敢行だ。

 遺恨深まる「クイーンズ・クエスト(QQ)」との抗争は22日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会で最終決戦を迎え、大江戸隊の刀羅ナツコ&渡辺桃&テクラ&吏南&琉悪夏が、QQの上谷沙弥&AZM&妃南&レディ・C&天咲光由と激突する。

 先日の会見では、大江戸隊が契約書を改ざんしたことにより、試合のルールは「最終敗者以外の4名が強制ユニット脱退マッチ」に決定。代々木決戦前、最後の大会となった16日の大阪大会では大江戸隊の刀羅&渡辺&テクラが、上谷&AZM&レディと対戦。渡辺と上谷の先発で始まった一戦は予想通り、大荒れの展開となった。

 12分過ぎに上谷がスワンダイブ式プランチャを放ったのを皮切りに、激しい場外戦が勃発。リング上には前夜、札幌で行われた「ALL TOGETHER」に出場したAZMが残され、極悪軍団が猛攻を仕掛ける。

 テクラのスピアーで大の字になったAZMにリーダーの刀羅がスワントーンボムを決めると、渡辺は人でなしドライバーをズバリ。だがフォールにいかない。黒バットを手に持つと、制止するレフェリーを吹っ飛ばし、AZMを殴打。すぐさまゴングが打ち鳴らされ、渡辺の反則負けが宣告された。

 試合後は渡辺がおもむろにマイクをつかむ。これまで上谷からQQへの勧誘を受け、前日の静岡大会では「私は上谷が今考えていること、何となくわかるよ。私もいろいろ悩んだし、迷ったし」と歩み寄るような発言を残していた。

 ところがこの日は一転。〝ブラックピーチ〟の目に変わり「昨日の私の発言で、私がQQを望んでいると思ってるわけ?(古巣の)QQに帰ると思ったわけ? バカじゃねえの。テメーラQQは代々木でバラバラになって、お先真っ暗。私がぶっ壊してやるよ」と予告。いよいよ運命の決戦まで待ったなしだ。