ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は22日(日本時間23日)にパドレスのダルビッシュ有投手(34)が23日(同24日)にドジャー・スタジアムで先発マウンドに上がることを受け、特集記事を掲載した。

「ダルビッシュ有からドジャースファンへのメッセージ。皆さんのブーイングに不快感はありません」のタイトルで、ドジャースファンにスタンディングオベーションを呼び掛けた。

「ドジャー・スタジアムに集まるおよそ1万80000人のファンに提案したい。金曜日にはダルビッシュにスタンディングオベーションを送り、次回以降はライバル選手としてブーイングを送ってほしい」

 ダルビッシュは2017年7月31日に、レンジャースからドジャースへトレード移籍し、プレーオフでは2勝を挙げ、ワールドシリーズ(WS)出場に貢献した。しかし、アストロズと対戦したWSでは先発した2試合はいずれも2回途中KOとなり、ドジャースファンから戦犯扱いされた。

 18年にカブスへFA移籍。19年6月15日にドジャー・スタジアムで先発した際にはブーイングの集中砲火を浴びた。アストロズのサイン盗みが発覚したのは同年オフだった。

 17日(同18日)にダルビッシュは新本拠地ペトコ・パークでのドジャース戦に先発し、カーショーと投げ合った。ダルビッシュは7回を1安打1失点、9三振3四死球。カーショーに与えた押し出し四球が決勝点となり、今季初黒星を喫し、カーショーは6回を2安打無失点、8三振2四球で3勝目をマークした。両エースが繰り広げた投手戦に全米のメディア、ファンは熱狂した。23日は再びカーショーと投げ合う。

 同電子版は「先週、あの場に立つことができたのは、カーショーをはじめドジャースの人たちが、どん底にいた僕を救ってくれたからだと思う」というダルビッシュの言葉を紹介。同地区のライバルとなった右腕への敬意を示した。