プロレスイベント「ブラッドスポーツ 武士道」(22日、両国国技館)で、元UFC世界ライトヘビー級王者のクイントン〝ランペイジ〟ジャクソン(46)が関根〝シュレック〟秀樹(50)に戦慄の踏みつけKO勝ちを手にした。

 ジョシュ・バーネットが主催する同イベントは、今回が日本初開催。ロープのないリングで行われて3カウントはなく、決着はKO、ギブアップ、レフェリーストップで決まる。2019年12月に行われた格闘技イベント「ベラトールMMA ジャパン」(さいたまスーパーアリーナ)のエメリヤーエンコ・ヒョードル戦以来、実に4年半ぶりに日本での試合となったジャクソンだが、序盤は関根にボディースラムで投げられ、腕十字や三角絞めを狙われるなどまさかの苦戦を強いられる。

 しかし終盤に持ち前のパワーでその巨体をリフトアップすると、急角度のボディースラムでマットに叩きつけることに成功だ。これで動きが鈍くなった関根に拳を振り下ろしてから最後は容赦ない踏みつけ攻撃を頭部に放ち、KO勝ちを手にした。

 試合後、ジャクソンは「シュレックは思ったより強くてデカくて重かった。ブラジリアン柔術のテクニックも素晴らしかった。なめていた…」と反省の弁。それでも「最初に投げられたのでやり返したいと思っていた。パンチが全然効かなかったので、踏みつけをするしかなかった」と勝利を振り返ると、同イベントで再び日本のリングに上がることを熱望した。