ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンが、同1部シュツットガルトから日本代表DF伊藤洋輝(25)を獲得。電撃加入に一部Bミュンヘン幹部が疑問視したとの報道があった中、スポーツディレクターを務めるマックス・エーベル氏が獲得理由を説明した。

 ドイツメディア「ビルト」によると、エーベル氏は「彼のパフォーマンスと成長ぶりから、我々は以前から洋輝をリストアップしていた」。伊藤のパフォーマンスを追いかけてきた中で、獲得にふさわしい選手だったとの主張だ。表向きには急展開だったが、突然の思いつきではないと言いたいようだ。

 また同氏は「チームプランニングとは、適切な組み合わせ、適切なチーム構成に必要な選手、そして交代せずに試合のシステムを変えられる選手と契約することだ」とも語った。つまり、センターバック、サイドバック、守備的MFと複数ポジションをこなせる伊藤はそれを実現できる選手というわけだ。

 今後のチーム補強次第では、どのポジションを主戦場にするか変わってきそうだが、どこでも水準以上のプレーが期待できる伊藤は、使い勝手のよさで出場機会をつかめるか。